初音ミクの何がすごいのかをしっかりまとめます。
初音ミクがどうスゴイのか、どう世界を変えたのかについて、 本書を参考に色々な観点からまとめました。
決して萌えキャラ・アイドルとしての存在だけでなく、文化として象徴的な存在。
クリエイターを人口を爆発させた
技術の発展によって、宅録・打ち込みといった表現方法が浸透してきていた。
これによって、設備が整っているプロでなくても、自宅で曲を作ることができた。 シンセ・ギター・ドラムなどは表現できるが、歌声だけはなかった。
世界初のコンピュータの歌声 https://www.youtube.com/watch?v=41U78QP8nBk
また、クリエイターは音楽だけではない。 初音ミクの楽曲に付随して、イラスト・動画・歌詞、さらには踊ってみたや小説までもが生まれていった。
音楽はコミュニケーションのツール
オープンソースのコミュニテイに類似している。
mikumikudance クオリティの高い3Dツールが無償で使える。
楽曲が流行るに連れて、作曲家「P」の存在が認識されてきた。 初音ミク自体はただの象徴であるので、これまでの曲の魅力は歌手が決める、といった流れが変わった。裏方、曲をつkっている人にスポットが当たり始めた。 作り手の思い、感情がミクを通じてダイレクトに伝わってくる。
ビジネス・法律を変えた
2000年台前半、インターネットの普及と違法コピーによって、音楽は死んだと言われていた。
また、既存のPVなどの動画を無断で使用するMAD動画も流行していった。
そこから、初音ミクはユーザーの手によって設定が追加され、イラストや動画が増えていった。
ただ、そうしたものもやはり著作権社に無断だったり、問い合わせも無数に来た。
そこでクリプトンはルールを育てる、ことを考えた。
黙認するより、適切な権利を与えて拡大させていく。創作を萎縮させるのでなく発展させる。ユーザー同志のコラボレーションを拡大させる。 それが新しいビジネスのモデルになる。
2007年12月にはもうピアプロを解説した。
キャラクター利用のガイドラインとして、原則OKに切り替えた。
モラルを守ることでコミュニティに参加でき、マナーを守ることでお互いがリスペクトし合える。
表現したいからする。誰かに届く事自体が嬉しい。
2009年からは商業音楽として通用するほどのクオリティを持って音楽シーンに参画してきた。
パンダヒーロのハチ supercell livetune wowaka 古川本舗 sasakure
カラオケにもランクインするようになる。 カラ鉄
JASRAC
部分的な権利委託
日本の新たな文化を産んだ
ニコニコ動画 MAD動画が流行った。
しかし、著作権違反を指摘され、次々に削除されていった。 共有する動画がなくなると、ユーザーは各自でコンテンツを作るようになった。
音楽を聞く、動画を見るだけではなく、同じ話題を共有しコミュニケーションすること
その代用品として初音ミクは活用された。
ソフトウェアにキャラクターを宿した
当初、初音ミクの歌は ボーカロイドである初音ミクが歌っているから成立するものだった。
恋スルVOC@LOID みくみくにしてやんよ ハジメテノオト
キャラクタが各自で創作されていった。アニミズムの精神かもしれない。
ボカロにハマったわけ
「Ievan Polkka」を歌わせてみた
メルト