最近良く話題に上がる、香港でのデモについての簡単なまとめ。
概要
中国本土の国会(全人代)が香港の行政長官の選出の仕方を改めると発表した。
内容は、
- 立候補はまずビジネス界などから選ばれた「推薦委員会」のメンバー過半数の支持を得ること
- 立候補者数は2、3人に制限
- 必ず「愛国愛香港」な人物であること
この内容が、以前より民主化に向けて香港側が訴えていた内容より遥かに保守的であり、実質的に体制派しか立候補できないことから、国民が反発した。(ちなみに、香港では民主化を求める声は全体の6割を占めると言われている。)
どう収束するのか?
中国ジャーナリストのふるまいさん曰く、中国本土には民主主義という概念が無いため、どんなに数を集めても意味がないという。
そもそも社会主義の名の下の一党独裁なので、反対が多くても政権は揺るがない。
逆にここでしびれを切らして市民を攻撃することになれば、第二の天安門事件として世界各国からバッシングされる。
となると政府が取る手段はデモが自然消滅するのを待つことではないか。ということです。
個人的感想
そもそも香港(中国)でデモをして何か意味があるのか、訴えを聞く可能性があるのかが不明です。
これが暴徒化してテロになったとしても、政府が従うとは思えません。おそらくは力でねじ伏せてくるんじゃないでしょうか。
こういう時に若者として取れる手段は、「新天地へ逃げる」だと思っています。
参考資料
https://newspicks.com/news/640484/?more=true
https://newspicks.com/news/641327/?more=true
http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/04/hong-kong-protest_n_5933594.html
ふるまいよしこのメールマガジン 中国万華鏡 vol.79