環境、あるいは習慣の力を味方に付けたいので読んでみた。
環境とは?
環境の定義を、「自分以外の全て」と定義すると仮定する。
ならば、
- 自分以外が変われば人は変わる。
- 自分が変われば人は変わる。
の二パターンしかないわけで、後者は無限ループしてしまうので、前者しかないことになる。 つまり、「環境が変われば人は変わる」は自明すぎて何の意味もないことになる。
それではつまらないのでもう「環境」を少し掘り下げてみることにする。
- 目標
- 行動哲学
- 責任
- 競争
- ルール
これらについて、本書から気になった点をいくつかメモしておく。
目標・理念
いかにシンプルに自分たちの仕事を伝えられるか。無駄を省けるか。
そのために、
- やることもやらないことも定義する。
- なんのためにやっているかを共有する
これらが浸透していれば、 自分たちの仕事がどう社会に役立つのかがわかりやる気を上げやすいし、同志も集まりやすい。
仕事の進め方・ルール
目標が定まってくれば、自ずとシンプルになる。
まず、上流行程は、目標を達成するために一番いい方法をメリットベースで考える。 ここを妥協するとあとあと大変なことを肝に命じる。
そこが決まれば、あとは実行するのみ。手段はある程度アジャイルにやれる。 仕様書やルールもほとんど作らなくて良い。 なぜなら目指すものは共有されているし、それを常に説明できるはずだから。
責任
自由を与える分、責任も伴うと言っている。 責任というのは、賞与や雇用の継続に関わってくるらしい。
オフィスの環境
アイデアは、全くの自由よりも、少しの制約を与えた方が発想しやすい。
自分だけでなく周りとのコミュニケーションや、部屋が片付いていることも重要。
社内政治
必要悪らしい。
感想
全体として、サボるのの防止とか責任を与えることとかは興味がなくて、 どうしたらより仕事に興味を持ってもらえるか、楽しめるかを考えていくほうが有意義だなと思った。 なによりそれ考えるの楽しいし。
責任に関しては、年功序列でないくらいで別に厳しくはないような。。。
社内政治に関しても、必要悪と諦めてる時点でやだ。処世術として新設で書いてくれれいるのだろうが、参考にしたくない。
まぁ、そこに労力を割きたくないのは皆わかっているのだろうが、報酬のためかAppleの高い地位が欲しいためか。
個人的には、上昇志向が強い人と一緒に働くの嫌だなぁ。