いちえふ

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福島第一原子力発電所で派遣として働いている方の体験記。

週刊誌などで言っている内容がいいかげんであることに言及しています。

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニングKC)

なぜ読むのか?

現場の声(ほぼ一次情報)を聞くことで、雑多な情報に踊らされず真実に目を向けることができると考えるから。

現場まで行くのは物理的に難しいので本というカタチで。

内容

合言葉は「ご安全に」

思ったより安全に気を使っている

これ以上騒がれたくないから当然かもしれないが、累積被曝量・防護装置・正しい知識などを みなしっかり持っている。

実際に、被曝が原因での事故や病気はまだない様子。

また、発電所内部のような現場よりも現場環境の維持の仕事が多く、案外普通の職場らしい。

必要以上に被曝を恐れない。

野生の動物もなかなかタフで特に支障なく生きている。

知識があれば怖さは克服できる。

やはり利用されてる感を感じる。

7次請けなどが普通にあるようで、中間搾取が多すぎて末端に届くのはものすごく安い。

また弁当や宿泊にもお金を取られるため全然貯まらない。

そもそも多くもらえてもタバコやギャンブルで消えるようだが。(お酒が出てこなかったのは、あまり流通してないんだろうか?)

住民としての怒りと、労働者としての責任。男らしくはある。 彼らの心意気はかっこいいが、ホワイトカラーには通じていない様子。

こういった人が多いから東電が成り立つのかなと。

週刊誌はインチキ多い

週刊誌のインチキは多い様子。 福島の真実は大抵眉唾

奇形は見たことない。

「なかなか進まない」と煽るが、そんなの当然でそんなに体が持たない。 安全に気を使う故に丁寧にやっている。

汚い

衛生的にも、経済的にも。

予想通り業者の柄は悪い。約束はけっこう破られる。

過去に違法なことをした業者がいるためにできたルールがけっこうある様子。

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