1,2巻を読んで。
ジョブズ自身から一歩引いて書かれているようで、彼が心中何を考えているのかはほとんど語られませんでした。 たぶん、みんなの注目を集めたかっただけなんだろうな、と思いながら見ていましたが。
幼い頃から飛び抜けて優秀だったり養子だったりで、周りから孤立していた彼ですが、同じような境遇とウォズと意気投合するのはよく知られていることです。
いたずら好きな二人は作中で、
いたずらは自由の象徴
などと話していましたが、ただ構って欲しかったんだろうなと思いながら読んでいました。
「俺以外みんな馬鹿だ!」と吠えるあたりも、理解してくれない奴に暴言を吐くのも、かまってちゃんオーラを感じます。
また、アートや哲学に興味を持ち始め、論理的思考よりも直感がいいというのは、その方が現実から背けられるからではないでしょうか。事実、出家を考えていたそうですし。
あるいは、アートであれば自分が届かないところにいくことができるのかも、という期待もあったのかもしれません。ドラッグに手を出していたのも現実逃避だと思ってます。
ヒッピーカルチャーやギークが騒がれたのも現実逃避というか、はみ出し者同士の居場所なんだと思いますし。
Apple初期の売り込みについても、「こうすれば世の中がこう変わる」とかの前に、「俺たちのやっていることは認められるべき」と考えているように感じました。
というわけで、
話がとっちらかりましたが、何かしらコンプレックスのある中二は強いなというのと、日本人も社会のはみ出しものがドラッグとかやって会社作れば、ぶっ飛んだ発想と行動力がでるんじゃないの?と思った次第です。