日本の10大新宗教

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日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)

なんでこんなの読んでんだよってカンジですが、理由としては公明党の母体を知ってみたかったというのと、今後はモノでなく心の豊かさを求めることが多くなるだろうということで、 自分の中で宗教に寛容になるべき、そのためには知らないといけないと考えたからです。

宗教についての私見

思考停止して全て信仰したり、排他的・暴力的にならない限りは悪くないんじゃないかとは思ってます。 そもそも日本も、無宗教と言いつつ生まれながらなにかしら拠り所があるわけで、お天道様が見てるとかもそれだし、八百万の神もそれです。 基本的には、人は生まれた時からどこかしらの宗派(価値観)に属しているもので、日本人は、仏教と神道を取り入れてたため、見かけ上無宗教になってるにすぎないと、本文でも述べられています。

自己弁護のためもう一つ。カルトと宗教の違いも書かれてましたが、信心を悪用するかどうかという曖昧なもので決まるようです。 『悪用』の定義が難しいのですが、まぁ一般的な尺度で考えるしかないかと。外部に価値観を押しつけたりしなければ別に構わないのかもしれません。

Summary

天理教

近代天皇制との齟齬による迫害 搾取が問題に。『貧に落ちきれ』の精神。

大本

王仁三郎の常識を超えた言動 社会的に高い評価を受けている 先陣切って権力に抵抗している

生長の家

信者が100万人くらいいる。 海外の信者が多い。数百万規模。 大本からの派生。 主に雑誌で不況

天照皇大神宮教

踊る宗教。カリスマ

立正佼成会

法華信仰 保守的で寛容。読売事件の際に新聞からのバッシングを、自分たちへの戒めと受け取り、自省していた様子。

創価学会

折伏と呼ばれる積極的な布教 三代目池田大作の時に政治へも広げた。が、言論規制を企んだことが非難を浴び、政教分離を余儀なくされた。 排他的、暴力的、勝ち負け主義。

世界救世教

光、手かざしで救う。 後継者争いで分割。

PL教団

アートなどに深い理解。 『人生は芸術である』 学校や博物館運営にも力を入れる。

真如苑

信者100万人弱 信仰が日常、世直しなど大義名分はない。安定だが普通

GLA

God Light Association 全うで批判的でない。普通。

その他の内容。

時代によっては迫害されたりする。

これはよく言われることですが、わりと宗教団体は一本筋が通ってるのに、その時々の世論で非難されるようですね。

カリスマ

一般に神がかりやカリスマ教祖には女性が多く、組織作りや運営・布教は男性の場合が多いみたい。 長期的に残ってくにはやっぱり男性的な組織の方がよさそうな。カリスマだと跡継ぎ争いが泥沼化するから。

たいていはメディアを有効に使う。

創価学会は会費などなく、新聞と会報でやりくりしている。他組織も、独自のネットワークやメディアを運営して輪を広げている。

全国の私立の1/3が宗教団体が運営

これは驚きました。が、よく考えてみるとたしかにそうかも。そもそも教育こそが大事なわけなので。仮に全ての宗教団体がなかったら、今のように教育を受けられていないかもしれませんね。

イロイロありましたが、全ての信者を合わせると、ざっと2000~3000万人くらいはいそうな気がします。もはやマイノリティじゃない規模なので、単純に忌避するのも考えものだなと。

オマケ: こういう記事と合わせて曲載せると、変な先入観がついちゃうかも。。。 <iframe width=”350” height=”250” src=”//www.youtube.com/embed/Ar-lK0r8hY0” frameborder=”0” allowfullscreen></iframe>

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