新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!

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新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!

最近、本のレビューが書けていませんね。。。 いや、本とかメルマガとか自体は腐るほど読んでるんだけど、技術書だったり単発が多いので載せづらいのですよ。おまけに、じっくり考える時間がなかなかとれてなくて。 今日から再開します!

Summary

具体例やパワポなどが多く載っていて、非常に為になるいい本でした。製品企画とかに配属されたりする人は読んどくといいかもしれません。

まずもって、企画とは「社会を良くするためのプラン・視点」を与えることだと思います。実際の製品とかはそれを実現するツールに過ぎません。

基本的に人は絶対値でなく相対値(変化率)で判断する生き物なので、モノの見方を変えることは、違う変化率を持たせることになります。これがしっかりできてるのが「売れる」製品だと思います。

で、良い企画を考えて実現するために必要なことは以下。

準備段階

とにかくインプットの量を増やす。一見結びつかないようなことを繋げることで発明は生まれるので、とにかく広い知識を蓄えておく。人と同じ知識だけでは、そもそも新しいことを思いつくはずがありません。業界内外問わず得ることが理想です。

発想段階

まずは目的を明確にすること、どこにゴールを設定するか。これがないと、発想のタネがないし、何か思いついても判断する指標がないから。 その上でアイデアを、理屈で組み立てていく人もいれば、パッと思いつく人もいます。準備をどれだけしたかで決まります。

説明段階

アイデアができたら、それと目的を照らしあわせて、他人に論理的に説明できなければいけません。そうしないと、社内で採用されないどころか、製品のユーザーも、何が良いのかよくわからなくなるので。 ここはアイデア関係なく、自分の考えにどれだけ自信をもって語れるかが勝負の理性の世界です。

まず社内に対しては、 会社にもよりますが、要点を絞ってわかりやすく伝えられないと「よくわからん」で終わります。あなたの企画に頭を割く時間など限られてるので。 そして、企画者としてはアイデアを売り込みたいところですが、会社が知りたいのは、「これで何が実現できるのか」「どのくらい儲かりそうか」という結果に関心がある場合がほとんどです。ここを履き違えるとただのアイデア自慢だけで終わります。客観的なデータなどを用いたり、個人の熱意で説得することが重要です。

次に社外に対しては、 とにかくわかりやすくシンプルにが大事です。ユーザーにとっては新製品を検討する時間などほとんどないからです。ブランドも有効で、考える時間がないので、過去の実績から即座に判断をします。 また、これは個人的な考えですが、その商品を使う「言い訳」があると、売れやすくなると考えています。パズドラなども、「これは頭使うゲームだから」などと考えさせることで利用者を増やしてると思ってます。

まとめ

企画の目的は良いものを作ることではなく、それによって会社が・社会がどう良くなるのかという視点が必要。 相手の状況を考えて、一番理解されやすい方法でアプローチする。

オマケ

オススメの記事。読書は関係なくて、価値をどう生み出すのかという話。 繰り返しだけど、スペック自体が価値なんじゃなくて、それによって社会がこう変わる、というのが価値だったりします。

ネット時代に、なぜ「読書」が大事なのか? http://toyokeizai.net/articles/-/17311

曲も同じかと。これからのシングル曲の売り方はストーリーと関連させることじゃないかと。アルバムはコアファン向けのコレクターグッズですね。

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