マッキンゼー式 世界最強の仕事術

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マッキンゼー式 世界最強の仕事術 (ソフトバンク文庫)

今回は、30分で読んで30分でレビューを描き上げることを目標に読みました。 なんでかって言うと、内容的に、エピソードを省いてエッセンスだけ読み取れば十分そうなものだったというのと、時間の使い方の内容だったから。

ちなみに最近、本を買うときに値段で躊躇することはなくなりましたが、時間への意識が強くなりました。 例えば、辞書なみのボリュームで安くて、これ一冊あればオッケーってやつでも、読みづらければ時間の無駄なので、薄くて内容なくてもわかりやすい本を数冊買います。難解な文章より、イラスト添えてなんとなくわかるほうが頭に入りやすくて効率が良いので。 ぶっちゃけ、時給換算で2000円以上くらいで考えてるので、読書時間が一時間浮くなら本の一冊や二冊なんて安いもんです。 読者の方も(同期が多いと思うので)時間の管理をおすすめします。

さて、そんな中で本題。 要点は、「費用対効果の最大化」です。コスト(時間・お金)当たりの効果(便益・ベネフィット)が常に最大になるように行動しましょうということです。

  • 事実に基づき、厳密に構造化され、仮説主導であること。 たいていの物事は、必要な事実を揃えて時間をかけて考えれば同じような結論にいくものです。その業界や会社に精通していればなおさら。そこを部外者のコンサルタントが如何に説得力をもたせるか、短時間でそこに近づけるかが重要です。

  • プレゼンはシンプルであるべき。要求がボケると意味が無い。 相手の時間・効率を活かすことも重要です。難解な表現や冗長な言い回しは、相手の思考のリソースや時間を奪ってることを強く認識すべきです。

  • 相手に尽くすのが得。 相手に求め過ぎない。まずは相手の願望を満たす。お礼状など、手厚く礼を尽くす。まずは信頼してもらえる土台作りから。誠実さが結果として得になる。などなど。 超エリートの企業がしていることも僕らと同じです。人と接する・向き合うのだから相手の感情を理解することが大事。そして、それを再現性をもって論理的に接し、自身の感情をコントロールすることが重要。

  • 自分の考えに固執しない。 自信満々に、且つおおざっぱに。相手の声を聞く柔軟性も必要。悪いアイデアなんてものはなく、自分たちの受け取り方の問題にすぎない。許容力を高めることで、柔軟な問題解決ができる。

以上のことなどを、費用対効果を考えた上で実行します。ちなみに逓減効果というものがあって、同じ事でも回を重ねるごとに効果が減っていきます。常により効率の良い方へと行動していくことで、若造でも大企業のお偉方と対等に話をすることができるようになります。

こういった職場の激務さはよく聞く話ですが、絶対的に時間が足りない環境に置かれることで、時間を意識せざるを得なくなるようです。あなたの一時間はどれくらいの価値があるんでしょうか?

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