タイトル通りの内容です。あくまで青写真に過ぎませんが、大方のトレンドを予想しておくと社会の流れに付いていきやすくなると思うので、読んでおくのは悪くないと思います。
世界の傾向を箇条書きにします。
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個人の力の拡大→相対的に国の力が縮小
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中流層が増える。→下流層が台頭してくる
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女性の社会進出→労働人口の増加(政治に参画すると組織の腐敗が減るらしい)
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外部との交流が広がる→既存の価値観・イデオロギーが変革、よりハイブリッドなものへ。(多様性の容認 ダブスタともいう)
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国の統治は追いつかなくなる。 →現代のテクノロジーの進歩と比べてスピード不足。そこはNPOなど外部団体が賄う。
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世界は都市化する。→ますます都市部に人口が集まる。
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IT犯罪は収束へ向かう →民間企業の技術力と網羅力。大手IT企業で、ほぼ全ての通信を監視できる、また抑止の技術も蓄積されていくから。
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再生可能エネルギーは不発へ。 →試算では、2030年になっても再生可能エネルギーの占める割合は全体の数%くらいしかないとのこと。
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国際的に米国の支配力は落ち、世界の警察を務められなくなる。 →ただし、諸国は既存の仕組み(米国主導)を利用して、軍事費より経済への投資が進む。
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イラク、北朝鮮の核開発。→このまま進めば他の国も核を保有しだす。
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テロはむしろ減る。 →アメリカが脅威でないなら不要。途上国の民主化も進むため武力行使は減る。
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国家間の紛争が再燃する恐れ。
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日本はますます経済的な存在感をなくしていく。 →他アジア諸国がどんどん成長していくことは不可避。そんな中どう生きるべきか。
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他国のテクノロジーに追いつくためにも、日本の官はもっとスピードを高める必要がある。 →そのためにはNPOなど民間への協力と、行政のスリム化が必要と思われます。 一方で所得の再分配も重要で、この機能は国が負うことになるかと。
で、僕の興味は日本のことです。
技術の進歩は飛躍的なスピードになりました。過去は電話の普及に数十年かかっていたのが、インターネットは数年で普及しています。さらにそのインフラを用いれば次の革新も一瞬で普及するでしょう。 民主主義色が強い日本において、それに追いつくような拙速な改革は不可能になってくると思います。そうすると、国でなければいけない機能を残してどんどん民間と協力することになります。旧来の仕組みじゃもたないでしょう。
個人の話では、職を海外勢と奪い合うことになるので、単純作業の需要は本当に減るでしょう。また専門職も、技術の進歩に乗り遅れればすぐに陳腐化します。 常に先の需要を見据えるという意味でも、少し広めの視点を持っておくことが生存戦略なんじゃないかなと思います。