当事者意識なんていらない

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過去記事です。

「何事も当事者意識を持つことが大事」なんてよく言われますが、個人的にはなんじゃそりゃ!って感じで思ってます。 というのも、自分に関わることであれば、誰しも当事者意識を持ってると思うからです。

例えば、仕事とかにおいて、ちょい役で手伝わされた案件があるとします。本人としては、あくまでチョイ役なのでそれなりにこなしていたら、上司から「こんな出来でいいわけあるか!当事者意識が足りん!!」とか怒られたとしましょう。

そのとき、イロイロ確認しなきゃいけないと思うのですが、大きく二つあります。 「優先順位」と「こだわり」です。

優先順位

前者に関して、チョイ役の仕事以外に大事な案件を抱えていたかもしれません。そんなときにチョイ役の方にばかり労力をかけていたら本末転倒ですよね。(残業してでもやれ!とか言っちゃうんであればいろいろとアレですし・・・。) 全てに100%労力をかけられないので、有限な時間をどう割り振るかが大事だとまずは思います。

こだわり

次に後者についてですが、一般的にはこちらが「当事者意識」に近いと思います。 優先順位とは言っても、同じ時間でも気持ちの持ちようで全然パフォーマンスが違います。その気持ちの部分は、その案件にどれだけこだわれるかだと思います。 まぁ、これも優先順位に関わってくるんですが、自分で「この時間はやるべきだ!」と優先順位をつけたなら、それをやりきることです。もしやりきるこだわりが持てなかったら、優先順位のつけ方をミスってんだと思います。

「当事者意識持て!」って言われてなんでもかんでも手を出して気合いで頑張るんじゃなくて、優先順位をつければ自然とこだわりも生まれていい成果が出せるんじゃないかと思ってます。

おまけ

壇上でのプレゼンとか、偉い人のお話が、いつでもありがたいかって言われるとそんなことないよね〜とか思います。 別に偉そうなこと言うつもりはなくて、複数人に伝えるときのメッセージは僕向けのものじゃないからです。 あえて少しハズして話してくれてるかもしれないので、そこらへんも踏まえつつ聞けると良いかなと思います。

コメント頂いたので修正

複数人に伝えるときのメッセージは、自分向けにカスタマイズされたものじゃないので不必要な情報も入ってます。全てを鵜呑みにするんじゃなくて、自分で話を価値のあるものにする、いいところだけ受け取る努力を聞く側も必要だと思います。

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