仕事とリスク

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※過去記事です.

おはようございます。 昨日は疲れてヘトヘトだったので、今ごろ書きます。 一日置いて覚えている内容の方が、本当に重要な内容かもしれませんね。

確率の判断

仕事をしていると、軽い賭けにでたくなるときがあるようです。 遅刻しそうだけど、急げばギリギリ間に合いそうだから連絡しないでいいかな、とか、どうしても資料作成が終わらないから、お客さんの機密情報だけど持って帰っちゃおうとか、バグとりが完璧ではないけど、急いでほしいと言われてるし、普通に使う分には問題ないだろうから、完成したって言って納品しちゃおう、とか。

もちろん、大半の人は、ばれたら大きな問題になることはわかってるはずです。 だけどこういう賭けをしてしまうのは、リスクの確率と大きさを考えたときに、メリットの方が大きいと思うからだと思います。

心理学的に、人は小さい確率を扱うのが苦手らしいです。

ものすごく小さい確率、宝くじや、通り魔に逢う確率など、は本来以上に大きいと感じ、逆にガンや交通事故などは、それなりに確率が高いにもかかわらず、「自分は大丈夫」などと思ってしまいます。

さらに事後になって、「それが起こる確率は高いと思っていた」などといった錯覚もあります。 アベノミクスの円安や東日本大震災など、がそれに当たるかと。

以上から、人は自分が合理的に判断してるつもりでも、以外とその思考プロセスは錯覚によるいいかげんなものだったりします。

さて、

で、本題はここからなんですが、

さっき冒頭であげたリスクとかの中に、本当にきちんと合理的に判断した上で、「リスクを取った方が得だ」との答えが出ることもありえます。

リスクの大きさ×発生確率 < 成功のメリット×成功する確率

なんかがざっくりした試算です。 そのときはリスクをとった方が得なのですが、会社として、お客さんとしてはそういった判断をしてほしくはありません。

ただ、こういった思考の人に対しては、論理的な説得は難しいです。。。 なので道徳で攻めます。^^;

  • その得というのは、あなた個人の得ではないですか?
  • 相手のことを蔑ろにしてないですか?
  • ビジネスとはそもそも、相手のためになることをして対価をもらうものではないですか?
  • あなたはその選択が本当に正しいと思いますか?

自分の得のためにリスクを取ることは、例えるなら、ばれないから大丈夫といってポイ捨てしていくようなものかもしれません。 誰もあなたに怒ったりしないけど、人として恥ずかしくない?といったカンジです。

この場合の解決法は、自分がちょっとリスクを取ろうとしているときに、自分頭の横に天使を出して、「あなたのその選択、人に説明できるほど正しい?」と質問を投げかけてやることかも知れません。

(全体的になんか抽象的で読みづらくなってる自覚はあります。。。スミマセン)

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