ドイツの脱原発について

| Comments

今回は、津田マガよりいくつか抜粋した内容を元に、 わりと事実ベースで書いてきます。

タイトル通り、ドイツのエネルギー政策についてです。 自民党が大勝して、維新も続いたので、 日本ではしばらく原発維持なんだろーな、 と思いながら読んでましたが、せっかくなので共有をと。

抜粋: : 大介、津田. “津田大介の「メディアの現場」 2012.11.7(vol.52).” 有限会社ネオローグ, 2012-11-07T09:00:00Z. iBooks.

(↑便利なもんで、コピペすると自動でこんな文面が出てきます。e-Pubってすごいですね。)

以下、引用

“日本で「脱原発のモデル国」と言えば代名詞のようにドイツの名前が挙がりますが、実際、ヨーロッパではイタリアやスイス、デンマーク、オーストリアなど、ほかにも数多くの脱原発先進国があります。”

最近、あちこちの先進国で脱原発が行われているようです。 アメリカでもそっち路線だものね。 ゲイツさんは何かやってるけど。

さらに、日本と並ぶ原発大国と呼ばれているフランスでも、 なんか脱原発を検討しているとかいないとか。。。

ここに注目! 「原発大国フランスの廃炉」 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/141387.html

まぁ、ここではドイツの話に限定するわけなのですが。

で、脱原発は、当然電力会社は反対します。 安定供給できて、発電コストも安い、国の支援金が、などなど 魅力は多いのではないかと。

ただ、ドイツでは、1960年台から、 長年かけて議論をして、電力会社含めてコンセンサスを得ているようです。

電力会社側の見解も以下のようになってるそうで。

“「われわれ電気事業者も足並みを揃えて脱原発に向かっていかなければならない」と”

それで、脱原発依存をするためには、再生可能エネルギー系を 推進していかなきゃいけないので、そのために電力自由化や 買い取り制度を導入してます。

“ドイツでは発送電分離と電力自由化がかなり進んでいます。”

ただ、これに関しては、始めは市場にゆだねていたが、 既得権益もろもろの関係で公平な競争が行われず、 あまりに進みが遅いので、国が主導したようです。

やはりこういったプロジェクトの時は、 政府が関与していかないと、なかなか思うようには 進まないんですかね。

日本では、わりと中央集権の方が合理的だと思ってますが、 肝心の政府の信用が〜〜なので難しいところです。 余談でした。

一方、

“日本がドイツに勝る部分もあるんです。地熱に関して日本には高いポテンシャルがあり、実用化のための技術も企業が持っています。太陽光でいえば、日本は日照時間がドイツの約1.4倍なので、実はドイツより太陽光発電に向いているんですね”

まぁ、土地の値段がどうなのよ、って話なのですが、 日本にもまだまだ有効に使われていない土地があるので、 太陽光とかも頑張って進めていってほしいですね。

最後に、ドイツも、使用済み核燃料の最終処分場は決まってない とのことなので、もはや処分できる場所は各国内にはないと思います。 が、他国に持ってこうもんなら大バッシングですからね。

(福島ならいけるか?という話もしてますが、実際に言及すると大バッシングくらうので誰も言わないでしょう)

という状況で、 またもんじゅの安全管理でまた騒がれているので、 もうゴミの処理に困るのは目に見えています。 なので、今は早いトコ代替案を考えて、 これ以上のゴミを出さないようにシフトしていくしか ないんじゃないかと思いますね。

まだ原発必要だ〜 とか言ってる人は、 その辺どう考えてるんでしょうか? 動かしたら、新たに廃棄物でるに決まってるのですが。

もんじゅで完全リサイクル出来ると思ってるのか、 最終処分場がどこかにできると思ってるのか。 (政府が汚れ役を買って出てくれるとおもってるんでしょうか)

経済的に必要、とか論理的に話してくる人は、 ぜひそこらへんの考察も、はぐらかさず論理的に話してほしいと思います。

Comments