日本の音楽は終わってる、について

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こないだ、こんな記事を読みました。 http://d.hatena.ne.jp/mekab/20090319#1237429295

たしかに、音楽で何か思いを伝えるアーティストと、 エンターテインメントを提供する歌手・タレントは 別のジャンルで区切られるべきなのかなと思います。 (EXILEがどっちかは、本人たちに聞かないと何とも・・・^^;)

昔から、音楽とタレント性はつきものでした。 でも、自分で作ってない曲を歌うのって、 アーティストというかは難しいところですね。

じゃあ、なんで一緒になってるんでしょうか?

個人の考えですが、

  • 音楽の評価の仕方

  • ミュージシャンのタレント化

があるんじゃないかと。

音楽の評価の仕方

昔から、良い曲かどうかを判断する基準は オリコンの売り上げランキングじゃないでしょうか? 売れてるから良い曲、ということであれば、 広告費つぎ込んで、曲以外のオマケで釣ってるようなのが『良い曲』 と呼ばれることになります。 人によっては、歌が上手い・演奏が上手い・振る舞いがかっこいい なんてのが良い曲な場合もあります。

でも、それってアーティストではなく、テクニシャンかタレントだと思います。 (手段として用いる分にはいいですが、そこで評価されているってのは、  アーティストとして見られてないんじゃないかと思います)

逆に、ある層のハートをこれ以上なく掴むオリジナリティある曲でも、 その層の数が小さければ、世間的には良くない曲、という評価になります。

売り上げ枚数なんかで曲の価値は判断できません。 じゃあ何で決めればいいのか、というところが難しいところなのですが、 個人的には口コミが一番だと思います。 自分の好きなジャンルを把握してくれてる人や、 自分と価値観が近い友達が気に入ってる曲であれば、好きになる可能性は高いです。

ミュージシャンのタレント化

元々自分で曲を作ってた人が、他者に楽曲提供したり、 人の曲を歌ったり、タレント活動したり、といったことが良くあります。

ゆずとか福山さんとかがわかりやすいでしょうか。

そうなってくると、歌い手本人に人気が出ます。 それに連動してCDが売れます。 それはアーティストとしての売り上げでなく、タレントとしての売り上げになります。

でも、曲はアーティストの作品として売られてるわけです。 それが売れれば、アーティストとして売れたとみなせてしまうわけです。 ややこしいですよね。

日本の音楽は終わった、とか言われるのは癪なので、 ミュージシャンの方々で、自分は エンターテイナー・タレントなのか アーティストなのかを 明言してくれれば良いなと思います。

多分みんな、自分はアーティストだというでしょうが、 それで消費者がどう思うかはわかれそうです。

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