言葉力が人を動かす

| Comments

言葉力が人を動かす―結果を出すリーダーの見方・考え方・話し方

最初に言っておきますが、僕は自分ではほとんど本を買いません。 というのも、父親が本好きで大量に持っているので、いつも会うときに オススメを教えてもらってます。 (その代わりに新しいネットサービスとかデバイスの話をしてます。) なのでこの本も、厳密には自分で選んだわけではありません。

まぁ、そんな予防線(意識高くないアピール)を張ったところでですが、 この本、わかりやすくて面白かったです!

大事なのは、

  • 言葉と行動が一致していること。(知行同一)
  • 全てオープンにして透明にすること
  • 相手によって伝え方を変えること

でした。 順番に行きます。

言葉と行動が一致していること

逆説的ですが、『言葉力』は『言葉以外での説得力』 であるということでした。 例えば、口ではどんなに良いことを言っていても、 その人自身が言葉通りに行動出来ていなければ、 その言葉はニセモノになってしまいます。 逆に、行動が伴っている人の言葉は重みがあります。

全てオープンにして透明にすること

よく、『情報はどこがソースかではなく、中身が大事』 と言われますが、やはりこれは違います。

新聞と2ちゃんの書き込みなんかを比べたときに、 内容が同じでも、既に十分な信頼を勝ち得てるから、 新聞の方にみんな耳を傾けるんです。

「見る・語る・実行する」 このサイクルを繰り返して初めて、言葉は人に影響を与えられるのです。 (見る、は分析するの意味です。)

同時に、同じことを繰り返し言い続けることも重要です。 僕は本なんかもそうだと思うのですが、 基本的に伝えたいキーコンセプトを、 視点を変えたり体験を持ち出したりして繰り返し伝えてるんだと思います。 (僕のブログも、わりと同じことを繰り返し言ってる気がします。)

全てオープンにすることはもはや当たり前ですが、 隠すよりも全てを伝え、最適な方向を示していくのが 他者の説得でも、モチベーションを高めるためにも有効です。 (なにより健全です。)

相手によって伝え方を変えること

これも僕も何度か言っていますが、 技術屋は特に専門用語を使いがちです。

相手の知識・性格を踏まえて、 データで攻めた方が良いのか、 感情論で押し通すのか、 なるべくわかりやすく例えてあげるのか を考える必要があります。

結局、言葉の力に近道やウラワザはなく、 コツコツと信用を上げ、試行錯誤を繰り返すしかないという話ですね。 精進します。

Comments