名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方

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名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

内容を取り上げて書いていくのは好きでないし、 そんなの読めば済むことなので、いつも通りいきます。

文章は書くものではない.読んでもらうものである

いきなりこんな言葉から始まりましたが、 コピーライターの仕事はこれに尽きます。

クライアントから依頼されて書くということは、 悪く言えば、「書かされる」文章なわけですが 実際には、

伝えたいと思ってる情報を、 必要としている人に届ける。 架け橋のような存在です。

ステキな仕事じゃないですか?

さて、そこから派生して、 与えられたことをすることはダサいのか? ということについて書いていきます。

今や小説や芸術の類も、消費者の視点なしには存在しません。 それを生業とする以上は、 社会に対して価値を提供しなければいけないからです。

以前も書きましたが、それが必要ないのは、 生活に困らない人・自分で事業を持ってる人だけです。 糸井重里さんとか池谷裕二さんも、以前の僕が取り上げた記事で、 『好奇心ありきの研究とかあってもいい』 と言ってましたが、それができるのは一握りの人間です。

ただ、だからといって

「自分で事業持つとかそんなん無理だからしかたない。ダサいけど、上から与えられた仕事で甘んじるか。」

なんて考えも違うと思います。

せっかくなので、それについて 「広告コピー」っぽく書いてみます。

頼まれちゃ、しょうがないな。

「あの子にお願いされたら、そりゃ手伝うよね。 大変だけど、俺だって他にしたいことがあるけど、 最後まで責任持ってやるよ。頼まれた以上は全力で手伝うさ。

だって、あの子に笑顔になってもらいたいから。

欲を言えば、 『ありがと。』 なんて言われたいからね。」

『上から仕事を押し付けられる』『社畜』

一般にサラリーマンというと、 こういったイメージをするのではないでしょうか?

今の人は、『働かされる』ことに抵抗を持つ人が多いようですが、

  • 仕事を与えられる
  • 要望される

ということは、『世の中に必要とされていることをする。』 ことではないでしょうか?

社会は、人がお互いに助け合って成り立っています。 あなたの仕事に期待している人がいるのです。 あなたの頑張りに、どこかで誰かが「ありがと。」と思っているのです。

これからは、 「与えられた仕事なんてしたくねぇな」 なんて思うところを、こう考えてみてはいかがでしょうか?

「まぁ、頼まれちゃ、しょうがないな。」

おまけ

(ジャーナリストのことについても書きたかったけど、煩雑になって要点がわかりにくくなるので控えました。

彼らは志高くて素晴らしいのですが、伝えたい思いが強すぎて『読んでもらう』という視点が抜けがちです。

文章には適量があります。 短すぎたら言いたいことがわからないし、多すぎたら読む気が失せてしまいます。 これは全ての人に言えると思うので、意識しとくと良いと思います)

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