マンガで学ぶ男性脳

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天才柳沢教授の生活 『マンガで学ぶ男性脳』「男はここまで純情です」セレクト18 (講談社+α文庫)

実家に帰ったときにたまたま目に入った本です。 マンガなのでサクっと読めました。

ただこれ、ほとんどのひとが、読んでも

(@゜Д゜@;)ハァ?

ってなると思います。

簡単に言うと、男性脳のテンプレ的なおっさんが出てくる話です。 曲がったことが嫌い、日々の秩序・繰り返しにこだわる、常に理論的、 コミュニケーションに難がある。

男なら少なからず共感できる内容だと思います。

で、普段こーゆー『男性脳』とかをブログに書いたり話してると

「そーゆー風に、男だ女だ、理系だ文系だで区別するの腹立つんだけど。それぞれ個性があって、偏見で決めつけんのは良くないよ。」

ということを言われます。

もちろん、偏見や決めつけは良くない。 ただ、違いがあるということを知るのは大事だと思うわけです。

違いがあるのを知らずにいると、伝え方・関わり方を間違えやすいと思うから。

人は全て違うから、って毎回リセットしていたら、 長年の付き合いならまだしも知り合い程度の人に対して、 何もできないですよね。

また、考え方も「相手の言い分も理解するけど、自分のも。」 とかって、自分の考え・価値観を理解させようとしそうな気がします。

自分にとっての正しい伝え方をするんじゃない。 相手に届きやすい伝え方をするべきだ。

ってのが僕の持論です。 (内容はまた別ですよ。そこまで相手に合わせてたら下ネタばかりになるし…。)

とは言っても、思い込みや偏見でなく、 理論的に受け入れてもらえそうな話をします。 (ただ、あまり好ましくない内容かもしれないので、  フェミニストは見ないでください。)

否定できない事実として、生物は強いDNAを後世に残して、 種として生存し続けることが目的です。

で、ほ乳類である人の女性は子どもを産みます。 その際に、少なくとも10ヶ月、子どもを育てるとなるとそれ以上、 生殖活動はできません。

一方男性は、理論上は数分交わるだけで、他に制限されるものはありません。

生物としては、理屈では、 女性は、子どもを産むことはかなりの時間的リスクを伴うため、 失敗は許されません。 一回の妊娠がとても大切なため、強いDNAを残すために相手選びは超重要です。 男性は、時間的制約がないため、自分のDNAを多く残すことができます。 そのため、相手はさほど重要ではありません。失敗してもリスクがないから。

また、男性は夢見がちで、女性は現実的って言われるじゃないですか。

これは僕の推測なのですが、狩猟時代、 力の強い男が狩りに出て、 子どもを身ごもる女性は集落で暮らすわけです。

その結果、男性はよりよい獲物・狩り場を探す必要があるため、 長期的な視点をもつ。 女性は、集落にある資源を有効に使うため、短期的・現実的な視点を持ち、 (ついでに)他の女性同士とのコミュニケーション能力が身に付いた。

さらに、先ほどの子孫を残す目的で言うと、 一夫多妻制が合理的なのですが、農業が発達するとそれが変わった、 という考察がありました。 さすが猪子さん、って感じでオススメです。

猪子寿之×安藤美冬

何が言いたいかっていうと、物理的に男女は違うわけです。 当然、それに伴って考え方も変わってて然るべきで、 それを頭に入れておいた方が色々と上手くいきやすいんじゃない? ってことです。

「なんでわかってくれないの!」

から

「男にならこう伝えたらわかってもらえんじゃないか。」 「男はこう考えるんだから、そこは割り切るか。」

といった感じになると思います。

最後に、「男女は違うものだ」ていうと決定的に決別されかねないので、 自己弁護もかねて一言。

男性脳みたいに、未来ばかり夢見て地に足つかないのもダメだし、 女性脳みたいに、短期的にしか考えられなかったらいずれガタがくるし。

両方の良いところを引き出し合えば一番良いと思います。 自分と違うから拒絶するんじゃなくて、 違うことからイロイロ学んで、楽しめれば良いと思います。

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