『講演』とかってニガテ

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先日、とある学生さんの講演にお邪魔してきました。 すごい一生懸命で、話も上手くて、 個人的に、同世代としてすごく尊敬してる人です。

「なのにタイトルこれかよ!」 って話なのですが、 あえて講演の良くないところを書いてみようかと思います。

講演を仕事にしてる人がいるくらい、 著名人であれば一回数万円とかするくらい、 もはやメジャーなものになってますが、 僕はその効果のほどは疑問です。 少なくとも、数万円の効果はないだろーな、と思います。

理由は単純で、 講演で話してる言葉は自分宛ての言葉じゃないから。

厳密には、『自分のためだけの言葉じゃないから』 なんですが、同じようなものです。

講演って集団に向けての言葉なので、どうしても最大公約数をとろうとします。 簡単にいうと、みんなにとって共感できる・理解できる内容です。 悪い点として、無難な言葉になる・難易度を下に合わせる必要がある。 ということがあると思います。

みんなが理解できる、ということは、 理解が遅い人にも分かるようにするので 内容はカンタンにならざるを得ません。 また、話のテンポも聞き取りやすいようにゆっくりになります。

理解の速い人からすると、 「それはわざわざ言わなくてもわかるから」とか、 「ここはもうすこし詳しく語ってほしかったな」 とかになってしまうと思います。

また、最近ネットによく上がってくる対談動画とかも同じです。 対談の様子を2時間とか流してるものとかありますが、 テンポが悪いな〜と思うことが多いです。

文字起こしとかしてくれてると、動画は見ずに文章だけ読んでます。 全然速く読めるし、自分でスピードを調節できるからです。 (なんならもう一度読み返すことだってできます。)

講演や対談も、文字で伝えられることだけ伝えてるようじゃダメダメです。 講演ならではのところを活かさないと。

例えばって? 双方向性とか視覚的に魅せる、とかですかね。 むしろどんなのがいいですか?

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