いじめるほうが得

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最近、とかく『いじめ』が話題になってるようです。

まぁ、議論は様々ありますが、ネットの意見は偏ってるかもしれませんが、 いじめはなくならないでしょう。

それはわかります。このくらいなら誰でも言えます。 で、それだけじゃつまらんので、 もうちょい面白く書いてみようと思います。

そういえば、僕は昔わりと苛められましたが、 おかげでか、割と早い段階で人の痛みを知れるようになったと思ってます。 また、いじめられてる子とよく一緒にいたのでさらに攻撃されましたが、 今となっては、自分の価値観を見つめるいい機会になったと思ってます。 (モチロン当時は最悪でしたが・・・)

さて、子どもベースで話を進めますが、 だいたいの大人・学生にも言えそうなんで、 思い当たる人がいる場合は、「あぁ、あの子は子供なんだなぁ」 と思っててください。 なんか優しく接せるかもしれません。

前提条件として、子どもはむしろ理論的だと思いますよ。 というより、打算的といいましょうか。

あと、子どもは、絶対的な価値観を持てるほど年を重ねていないので、 自分の評価すら他人と比較してしかわからないと思います。 自分で自分を信じられるほど強くないから、 他人を蹴落として相対的に強くなったように感じたいんです。

単純な話です。 いじめる側に回った方が得だから、みんないじめるんです。

他人を批判するなんて簡単です。 完璧な人なんてありえないので。 その方が社会的に優位に立てるし、特に悪い事もないです。 いじめは、加害者が複数で被害者は一人だから、 一人一人の罪悪感も感じにくいし、 みんなで上手く口裏あわせて、怒られても言い逃れられます。

また、「嫌われる」なんてあるわけなく、結局いじめる方が人気が出ます。 イジメなんてサイテーっていってる人たちも、 いじめっ子がちょっと優しくしたらもう許してあげたり、 むしろギャップ萌えがあるもんです。 その他、我関せずって人たちも、いじめっ子についた方が得なので 嫌われるどころか好かれます。

打算的な子ども達にとって、いじめっ子はモテるに決まってます! (ぁ、嫉妬してる訳じゃないですよ^^; 決して、昔を思い出して壁ドンとかやってないですよ。(*゚ー゚))

また、自分が虐められたら嫌でしょう? って諭す大人がいますが、てんで的外れです。 虐められたくないから虐めてるに決まってんじゃん。 そもそも、子どもでそんな他人の痛みがわかるわけねぇだろう、 経験ないんだから。

道徳的なコトを言ってわかるほど子どもは物わかりよくないですよ。 だって、親が、大人たちがそもそも道徳的でないもん。

いじめはこの社会を生き抜く処世術なんですよ。 まぁ、僕は気分が悪いので絶対やりませんが。 得しかないけど、心が腐るから。

参考文献

内田樹の研究室

大西 宏のマーケティング・エッセンス

木走日記

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