『芸術』と『自己満』

| Comments

今回は、偉そうにも芸術について書きたいと思います。 といっても、特に詳しいわけではないので、 「素人がなんか言ってるよ」位で聞いてくれればいいです。 あんまり、怒ったり突っかかったりしないでください。

最近シェアハウスに越してから、芸術に関わってる人と話すことが多く、 こないだ、ギャラリーにも行ってきました。 その中で思ったことは、 『芸術って、良くも悪くもあくまで自己表現なんだなー』 ということです。

主観ですが、多くの芸術家は、 作品を通じてただ自己表現をしたいだけのようです。

彼らは、視聴者に歩み寄るのを良しとしません。 「この作品の良さがわからないなら良いです」ってスタンスですね。 そのくせ、やはり世間に認めてもらいたい欲求はあるし、 自分の作品を気に入ってくれる人がいたら需要が生まれ、 その数が増えると人気アーティストになる、 って構造なわけで、なんかよくわかんないなーとか思います。

「見るものを選ぶようなものを、私は芸術と呼ばない。」

これは、僕が読んだ小説の中で、天才絵師が言っていたセリフです。 何を読んでたか、前の記事みれば想像つくかもしれないですねσ(^_^;) まぁ戯言ですが…

僕はこの考え方がとても好きです!

例えば、先ほどの自己表現の例でいえば、 自分の作りたいものを作るだけなら部屋に篭ってればいいわけで、 作品として視聴者にみてもらう時点で、 彼らに対して何か感動を感じてもらいたいとか、 気づきを与えたいとかって思いもあると思うんです。

だったら表現を自己満なだけでなくて、 伝わりやすいようなものに変えた方がいいと思うわけです。 決して、視聴者に媚びて内容を変えるわけじゃなくて、 表現の仕方をわかりやすくするって感じですかね。

視聴者のことを考えていない作品は、 進んで人に見せるものではないと思います。 それは自分の世界観の押しつけだと思うから。

誰に対しても『これはすばらしい芸術だ』と思わせる作品なんて 出来るわけないのかもしれないけど、 作品を作る時点で視聴者を選別してしまうのは違うと思います。 こいつらには見せてもわからない、ってのは表現者の甘えです。怠惰です。

(これ言ったら、たいていの芸術家は怒るんだろーなぁ^^; 怒るってのは、自分に自信のない現れだと思います。それについてはまた別記事で)

Comments