『コミュニケーション能力』
これほど曖昧で学生の興味と不安を煽るものはありません。 コミュ症と呼ばれたら大学生として生きていけないし、 就活の際にもコミュニケーション力を重視、 SNSのせいでその重要性はさらに顕著になってきてる。
でも、どうすれば身につくのか誰もわかんない、 そもそも定義すらよくわかんない。
だからこそみんな悩むし、不安になるし、落ち込む。
よく、会話を続けるコツとか、営業テクニックとか、 プレゼンのスキルとか、 コミュニケーション力養成セミナーみたいなのが あちこちあるわけですが、
俺に言わせれば、こんな小手先のコミュニケーション能力とか要らないです。
考えるべきことは二つだけだと思ってます。
- 『ただ、相手に喜んでもらおうと思うこと!』
- 『自分に自信を持つこと』
もうちょっと具体的に話します。
コミュニケーションはそもそも双方向のものです。 相手のことを考えないと成立するわけがありません。 どんな言葉・表現も、相手に何かを伝えるためのものです。
また、よく自分のことばかり話す人がいます。 彼らは総じて、自分に自信がないんだと思います。
自信が無いから、言葉で良く見せようとする。 自分の事をもっと他人に理解してもらおうとする。 自分の苦しみとかを他人に知ってもらおうとする。 でも、それって自分が聞かされたらめんどくさくないですか?
また、自分のことでいっぱいいっぱいの人は、 相手のことを受け入れるだけのキャパシティがない。 そんなひとが良い対話をできるわけがありません。
営業やプレゼンも同じ。 自社の製品やサービスが良くない時点で負けは決まってるんです。 自分の120%を見せるんじゃなくて、 100%に近づくように表現するのが本質なんです。 消費者に嘘をついたり、押し売ったりするのは悪です。
何が言いたいかっていうと、 コミュニケーション能力なんてあくまで 『いかに魅力を伝えきれるか』 ってだけで、
相手のことを考えてるか。 自分に中身があるか。
の方が重要だと思うわけです。