幸福と成功の意外な関係

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幸福と成功の意外な関係

このビデオを見た感想を少し。

また日本の産業についての話になるかと思います。

このビデオは、世界の有名なスピーカーのプレゼンを アーカイブしてくれてる、TEDというサイトに載ってたものです。 英語やプレゼンの勉強に見る人も多いらしい。

そんななかでのこの講演。 脳科学者の方のお話で、幸福と成功の関係です。

要は、この世の全ては脳が決めている。 気持ち次第で身体のパフォーマンスも変わってくるんだよ、というお話。 まぁ、ことわざでいう「病は気から」ってヤツと同じ感じです。

こういった内容は非常に関心があるし、 プレゼン自体も面白かったのですが、 聞いてて思ったことがありました。

それは、

競争ってホントに必要なの?

そこから派生して、

資本主義って日本に適してんの?

っていうことです。

例えば、このプレゼンでは、 ハーバード大学に入学した彼が、 ハーバード生の悩みについての相談を聞いたエピソードがあったのですが、

あの超有名な大学にいったエリートですら悩むんです。 周りには優秀なヤツばっかりだ、とか競争社会で上を見てるとキリがないです。

今までは、 「だから成長し続けられるんだ。 自分が一番、なんて思った時点で成長は止まる。」

なんて言われてましたが、 そもそもモチベーションを保つ方法が『競争』で本当にいいのでしょうか?

資本主義の概念は、開国したのち、明治時代になってから 欧米から伝わってきた概念だと認識してます。

すると、そもそもが他人の受け売りのこの概念が日本で 正しく機能するでしょうか?

もちろん、競争社会になったのにも理由があります。

なぜなら、その方がみんなが努力するし、経済活動が活発になる。 つまり、国家として成長していくために、 個々人の能力を最大限発揮出来るように考えられた手法だと思います。

事実、高度経済成長期にはそれが上手く機能して日本は成長してきました。

しかし、現代において上手く機能してるでしょうか?

おエライじいさん達は、 自分達ががんばって勝ち取ってきた地位を守ろうと躍起になり、

政治家は、保身と自分の任期の間だけ波風立てないような政策を して次回当選を狙い、

若者はそんな大人に嫌気がさして、 またゆとり教育の影響もあって、 競争を嫌い内向的に。また、競争好きな子は自由に競争出来る海外に。

競争に負けて立ち上がろうとしない、 もしくは立ち上がることも許されない人達は生活保護へ。

あえて欠点ばかり書きましたが、ちょっとこれは深刻なんじゃねぇか、と思います。

競争社会や資本主義って、あくまで現実的な案であって、 真に正しい政策ではないと思います。

かといって、社会主義を推進するとニートが増える気もするんで 難しいんですが・・・

日本は集団社会なので、まだ社会主義が浸透しやすい国なのかなと思います。

(ビデオそっちのけになっちゃいました^^;  次回はなぜこのビデオから思ったのかをもうちょい詳しく書きます)

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