プレゼンの難しさ(製品紹介)

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プレゼンの難しさ

インターン先で感じた、『プレゼンテーションの難しさ』について考えてみました。 ちなみに、ここでいうプレゼンは、一対多数でのセールストークとします。

そもそもプレゼンは、表現方法は伝えたい相手、伝える内容によって 変化するので、今回は具体例を用いて書きたいと思います。

インターン先で実際に行ったのは、 ・自分たちが企画立案した製品の魅力を伝えるプレゼン ・他人に評価してもらうための自己PR

の二つでした。

まず前者から。 発表手法がチームによってイロイロあって、とても楽しく見させてもらったのですが、 前提として ・学生(インターン仲間)相手のプレゼンである ・他のインターン仲間も同じ課題をしている。(企画立案・プレゼン)

ということが挙げられるかなと。

社員さんのレビューで気付かせていただいたのですが、

『学生相手に発表するなら、学生が共感を得られやすいようにするべき』

との指摘を頂きました。

例えば、 『楽しく表現する』 学生なので、ビジネス視点での厳格な一部の隙のないプレゼンより、 実演を交え、楽しくわかりやすく表現した方が共感してもらいやすいのではないか。 と思います。

『具体例を想起させる。』 単なる機能説明で、「あぁ、こういう意図で機能つけてるのね」と分かる方ならいいのですが 少し表現を具体的にしないと学生相手の場合、 イメージがつきにくい・機能搭載の背景がピンとこない。 などあるかと思います。 なので、キチンと使用前の不便な状態をイメージさせて、 その上でこの製品があればこう変わりますよ。 とわかりやすく表現する事が肝要です。

さらに、『みんなが同じ課題に取り組んでいる』といことは、 各々自分のチームの製品に自信とそれに至る思考の根拠を持っているわけです。

そんな中で自分たちの製品をアピールするには、 聞き手の考えている「ウチの製品の方が考え抜かれている」という点を払拭しなければいけません。 ただ機能の説明をするだけではなく、そこに至った経緯をわかりやすく 且つ、聞き手なりの思考プロセスに準拠して、さらに上の考察を表現しないと、 納得してもらえません。

例えば、議論のスタート地点が違うと、聞き手は 「私たちとちがうスタート設定なんて、コイツラわかってないな」 と思考をシャットダウンしかねません。

それでは、せっかくの話し手の思考プロセスを曲解しかねないので、 まず聞き手の思考に準拠して、 「まずは皆さんこう考えますよね」 などと共感を得たうえで、さらにレベルの高い論理を説明すると、 納得してもらいやすいのではないかな、と思っております。

個人的にもったいないなー、と思った例として

決勝のあるグループの発表で、プレゼンターでものすごい饒舌な方がいて (ジャパネットたかた、の異名が付いたそうですw)

プレゼン自体のスキルは高いなーと思ったのですが、これは学生向けにするプレゼンではないのかな?と。 インターンに参加している人は大方モチベーションが高く負けず嫌いです。 そんな中でこんな達者な人が喋り、質問にもスキなく答えてる姿勢は頼もしいのですが どうしても僕らの心理としては、共感するよりも 「こんな上手いやつ癪にさわるな。」とか 「プレゼン能力だけで製品自体たいしたことないんじゃないの?」 「きっとどこかに欠点があるはずだ」とあらさがししたり、 とか、マイナスの評価に繋がりやすいんじゃないかと。

もっと素朴なプレゼンの方が個人的には好印象です。

次回は自己PRについての難しさを書きます。

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