自民党の欺瞞

| Comments

※過去記事です。

大きく以下の3つについてです。

  • 消費税増税
  • TPP参加 聖域なき関税撤廃
  • 原発 汚染水 アンダーコントロール

消費税増税

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2401.html

消費税増税は既定路線、演技だった。 一部では当初から言われていたことですが、やはりこういうことになったかと。これに対してみなさんはどう思っているんでしょうか?

そもそも今回の件、公約では社会保障に使うはずだったのに、経済対策に使うと言い出している。 それでは増税の意味がそもそもなくなってしまう、事実上のバラマキになる。(ここらの理由はリンク先の動画に載っています。)

ちょっと情報のソースとしては信ぴょう性の低い右寄りのメディアですが、この件に関しては割と的を得ていると思ったので。 マスコミなどが伝える情報でなく、こういった客観的なデータを見なければ真実に近いところはわかりません。が、そこまで普通はしないよね。。。

この点について追求するメディアはどのくらいあるのか。問題意識を感じている国民が少なそうなので、あまり認知されてないんじゃないか。 あまりに情報が錯綜する時代、権力の監視は誰がやるのかといったことに対して、マスコミは政治家とズブズブの関係になってしまっているようなのは問題でしょう。 (このあたりを次回書こうと思います。)

TPP参加 聖域なき関税撤廃

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013100702000123.html

この件も、当初公約で話していたことと明らかに矛盾する内容で、是非はどうあれこれは国民の期待した方向とは違うでしょう。

そもそも前述のとおり、TPPに途中から参加して主導権を取ったり、聖域を設けるということがありえないので。やはりこれも既定路線で、農業を助ける気など始めからなかったんだと思います。 よく「食料自給率が〜」とか言いますが、その数字に信ぴょう性がないことは以前から言われていることなので、農業団体とどう折り合いをつけるかのところなんじゃないかと。 実際に消費者としては安く買えるのでお得です。国力としての農業がどうかというところだけなので。

ただ、これを契機に、今後なし崩し的に他の分野も逃げられない状況になるのが怖いです。何度も書いてますが、医療・知財分野がどうなるのかが心配です。 (個人的な意見としては、ここらの話はメディアで取り上げられないのでもう無理かなと思ってますが)

原発 汚染水 アンダーコントロール

http://www.asahi.com/politics/update/1007/TKY201310070363.html

http://webronza.asahi.com/science/2013091700003.html

以下、Excerpt From: 大介, 津田. “津田大介の「メディアの現場」 2013.10.11+18 (vol.96).”

アンダーコントロール発言については、国内外から不安の声が多数挙げられている。これはあくまで目標に過ぎない、と主張する政府関係者もいたり、制御下なわけがないと話す東電社員がいたりと、意見が割れているが。。。

そもそも汚染水が発生するメカニズムは?今年に入ってからの流れをおさらいします。

冷温停止させるために原子炉を冷やす必要がある。当然使用した水が汚染される。その水をどこかに保管して置かなければいけないのだが、

“集中廃棄物処理施設 [*15] に移送しないといけないのですが、当時、同施設にはすでに1万トンの低レベル放射性廃液が保管されていて、新たな汚染水を受け入れられなかった。”

そして仕方なく海洋放出。しかし事前の説明がなかったため大問題に。地元の漁師らはじめ猛抗議をした。

その後、循環注水冷却に切り替えたが、まだ汚染水は増える。 理由は地下水が来るから。元々水脈が豊富なところだったので定期的に組み上げていたが、その装置も地震で故障し、どんどん建屋に水が流れることに。 それが逆流してはいけないから水位を下げられない。地下水の影響で水位が不安定な状況に悩まされていた。

そして今年2013年4月に、構内の貯水タンクが漏れ出したとの報告を受けて、慌てて陸の貯水槽へ移転し始める。 しかし、既に海洋へ漏れだしている可能性があるとしてパニックに。東電と政府の発表がことごと食い違っていて不信感を与えてしまった挙句、最初は渋っていた東電も結果的に漏れている可能性があると認める事態に。

さらに立て続けて、原子炉の冷却に使用していた、また別の汚染水のタンクが漏れていたとの報告が上がる。 そしてその発表も、東電が当初報告していた数字と実情が大きく食い違い事後訂正するはめに。当然地元民や海外勢は不信感を抱く。

そんな折に、2020年のオリンピック招致が決まったため、今後は管理を政府が主導することになった。

しかし現在の汚染水は減らない。 現状は汚染水を希釈して流すのが一番現実的だが、度重なる不祥事に地元民などは猛反対。これは実態よりも風評被害が問題になるが、ただでさえ今の政府・東電の対応が信用出来ないため既にみんな怖がっている。この上で海洋流出を許可したらもう売れなくなると現地漁業関係者らは声を上げる。

汚染水が地下を通ると、土壌に吸着される。その土壌の処理をどうするのかなど何も決まっていない。

専門家は、やはり営利企業に任せたことが間違いだった、と語る。どうしても対応がコスパの良い方向に流れてしまう、安く間に合わせたがるため(結果として応急処置すらずさんなのですが)。 株主の利権を損ねない方向に向かってしまうので。 ただ、政府においてもこの件の担当は資源エネルギー庁で、ここは汚染水のような広域の問題を捌き切れないとされている。誰がどうするのか見通しは暗い。

今後の対応として。 これから起こる可能性のあることを全て公開して、広く識者を集めて検討する。そういった信用回復が必要。 少なくとも2020年までにアンダー・コントロールになる道筋は見えない。 タンクの増設、高汚染地域へのロボットの投入など合わせて、10年単位で見ていく必要があるし、ALPSによる濾過システムも、濾過後にフィルタに溜まった放射性廃棄物をどうするかという問題もある。 もんじゅは今だに機能していない。処分場も決まっていない。

まとめ

こんな欺瞞溢れる自民党政権ですが、みなさんどう感じているんでしょうか? 納得している人が少ないとしたら次回の選挙はまた荒れそうですし、ここまでグダグダでも安倍政権を信頼しているというのであれば、それはそれで。。。 もうだれでもいいやってカンジでしょうか。

さて、色々と書きましたが、これはもうシステムの問題だと思います。

責任の不明瞭さ、営利企業がこれほどの利権を握っている現状、メディアの監視もズブズブ、もはや民主主義とは言いがたいですね。 政治家もどこ向いているのかよくわからないですし。

マスコミは最近見てないので偉そうなことは言えませんが、旧態依然な気しかしませんし。このあたりは次回書こうと思います。

オマケ:戦争に対して、「どうなってるんだよ!」と主張する歌。 <iframe width=”350” height=”250” src=”//www.youtube.com/embed/obwMsk5JzxQ” frameborder=”0” allowfullscreen></iframe>

コメント

むしろ、議会制民主主義の弊害が出てきた、という印象があるけどね。 国内で競争させて結果的にいいものを生み出していこう、という仕組みなわけだけど、「国益」とかを実際に目指すかどうかは偶然に頼るしかない。 まぁ民主主義としても、もうちょっと任期を保証した方がいいと思うが…

Comments