顧客満足度と目的

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代表から、顧客満足についての講習を受けました。 何のために働くのか、という問いかけと同義です。

以下、僕個人が思ったことを書きます。

何のために働くのか

サラリーマンとして、あるいは組織や事業主として、 何のために働くのかを決めるのは重要だと考えています。 (あるいは、何のために生きるか、でも構いません)

これは、企業で言うところの「企業理念」の相当するものです。

ビジネスを始める際には、自分の経験や社会の様子などを考えて、何かの問題を解決するために始めることになると思います。

それが、「俺がお金を儲けて豪遊したい」でも、「老人が生きやすい社会にしたい」でも、「美しい国日本!」でも構いません。

ゴールを決めたからといって変更できないわけではないので、 現状はこう、と決めてしまうのはいいことかなと思っています。

ニーズとシーズ

顧客の声(ニーズ)や、革新技術(シーズ)はビジネスのタネになると言われていますが、それはあくまでタネに過ぎません。

  • お客さんが「こうしろ」って言ってくるからとりあえずそうした。
  • 3Dプリンタ使ったら何かできるはず。
  • とりあえず起業してみたい。

これらは目的がない状態かなと思っているので、このままやっても上手く行かない予感がします。

というか、どうなったら上手くいったと言えるのでしょうか?

別の技術が出てきたら、今までの技術全て捨てますか? お客さんに「お前のシステム使えないから一から作れ」って言われたらそうしますか?

嫌だとしたら、その判断基準がやっぱり必要になります。

お互いにWin-Winになれる関係を。

仕事に限らず、個人的な付き合いでも同じです。

自分が得するには相手に損してもらわないといけない、であれば関係は長続きしないでしょうし、恨まれるかもしれません。

取引先や中間業者のどこかがwin-loseな関係になった時点で、全体のバランスが崩壊します。

例えば、安くておいしい水を提供したい会社があっても、 卸業者が「なるべく高く売って儲けたい」という考えを持っていれば目的が果たせません。 交渉や別の相手を探す手間が発生してしまいます。

この点で、お金だけが目的だと難しいかもしれません。 まぁ、「恨まれてもいいし、潰れたら別の相手を探せばいい。要は俺が儲かればいい」という人なら気にしないでしょうが。

結論

単純なことで、全ての行動は理念を基準にすればいいと思います。

企業であれば、企業理念を基準にするだけでいいし、個人なら生きる目的や今の目指すものを基準にすればいいです。

顧客満足とか収入が多くなるとかはあくまで結果です。 そんなものは目指さなくていいです。 (もし、顧客満足と理念が相反することがあるなら、それはセコいビジネスをしてるってだけです。)

非合法なことしてまでお金ほしいとは思わないでしょ?

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