誰が音楽を殺したのか

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誰が音楽を殺したか? (週刊ダイヤモンド 特集BOOKS(Vol.1))

kindleで100円です。 薄いので、30分もあれば読めます。

レコード業界の衰退は以前から言ってますが、 ちょっとオマケで読んでみました。

Appleよりも、最近は聞き放題のspotifyとかの方が人気になりつつあるようですよ。

フィンランド発でイロイロな国に進出してるらしいのですが、 日本は長らく門を閉ざしたままでした。 でも最近、ようやく入ってきたりとか、 ソニーとかでもストリーミングを始めたりとか、 ようやく進んできた形です。

で、予想なのですが、Youtubeやストリーミングが流行ると、 アルバム曲(CW曲)を聞く人は減ってくんじゃないかなーと。 どいうより、PVつきでない曲は聴かれないと思います。

昔はCDがそれなりに売れてたから需要があったけど、 そもそもCDっていう700MBの媒体が古くて、 一曲単位で売買されたりしてるので、もはやアルバムって概念が崩壊しかけてるかと。

アルバム曲をAppleストアで200円出して買おうと思わないし、 ストリーミングとかYouTubeで動画なしで聞くのも寂しいところです。

今まで以上にアルバムを買う人が少ない今、 昔みたく捨て曲っぽいのをバンバン出すことはなくなって、 より力を入れた曲ばっかり出てくると思いますがいかがでしょうか。 アルバム用にオマケで作ったような曲に力いれないでしょ?

音楽単体よりも、動画などの体験こみの音楽が流行りそうです。 表現の仕方までしっかり考える必要があるので、ミュージシャンには 動画編集にしろストーリー作りにしろ、 総合的なプロデュース能力が求められそうなので、 見た目がイマイチとか、音楽が良ければいいといった職人気質のバンドは これから厳しくなるんじゃないでしょうか。

新人で出てくるなら、より初心者向け且つ、見た目や一言説明できるような 差別化できる要素が今以上に必要になるんじゃないかと。

僕がぜひやってほしいのが、海外の民族音楽とかをポップにアレンジし直したヤツですね。 今のバンドとかって、日本に籠ってるからか楽器の編成から曲の構成から、 ほぼほぼ同じに聞こえちゃうので、変わり種がほしい。 で、ただ変わってるだけだとウケないから、上手いことポップに笑

素人の顧客の意見は聞くな 永江一石のITマーケティング日記

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素人の顧客の意見は聞くな 永江一石のITマーケティング日記

なんと、この本はKindleで85円! (ただ、内容はほぼブログ記事そのまま)

リクルート(リクルート事件)→ライブドア(ライブドア事件)→フリー というかなり大変な時期に勤めていた人らしいです。

終始言ってるのが、 素人=ノーアイデア

素人の意見聞いてて良い製品作れるんだったら、 お客さんみんなが優秀な企画者になれちゃうよ、っていうお話。

今の家電業界も、 「スマホにもおサイフケータイあったら便利だなー。あと、テレビも見たいし、色んな色選べたら良いなー」

って発想で機能を付け足していった結果が、 何かごちゃごちゃしてすぐフリーズするスマホだったりします。

記事をまとめてるだけなので、本と比べて一貫性がないので、 メモ程度なカンジで書いときます。

安定思考の人材が入ったら企業もヤバい

【ゆるやかな衰退から】実は危ない?有名大企業まとめ【倒産寸前まで】 http://matome.naver.jp/odai/2135909420309689301

日本のかつての高度経済成長期の勢いがなくなってきてるのは、 応募者が安定を求めて入ってくるからだそうな。

家電業界はいずれもそれで、過去はイケイケだったので、 とりあえず入ってみました、他にいく気ないので現状維持で! みたいな思考。

自動車メーカーはまだ、車好きのヤツらが集まってたから生き残ってたけど、 トヨタとかも、車好きでない人が入ってきたらヤバくなるらしい。

先ほどの話にもあったけど、何か新しいものを生み出そうと思ったら、 消費者側の視点よりも、好きで新しいことしたいプロの視点で、 イノベーション的なのが生まれるって話です。

広告や課金には一貫性がないといけない。

誰がEコマース見たくてFacebookに来るのか、を考えないといけない。 今は、昔見たくじゅうたん爆撃してくカンジじゃなくて、 ターゲットとブランディングをしっかりしないとPRできない時代です。 そこでは主張の一貫性や、ユーザーのジャマにならないようにしないといけません。

また難しいのが、そうなってくると費用対効果を測ることが難しいことです。 だいたいが、三年前だとまだまだスマホユーザーなんていなかったはず。 過去の実績がない時点で費用対効果の試算は無理です。

(過去に有志でデジタルメディアの広告営業してたときも、相手先から費用対効果を言われましたが、他社も実績ないんだから無理ですよね。)

費用対効果とかない方がうまく行く?

そんななかで言えるのは、まっとうな努力が報われやすいことです。 SNSやGoogle検索はじめ、ネットの巨人は役立つものを広めたいので。 (あと、秋元康みたいな経験・土地勘のある人が強いですね。  データに頼らず、鶴の一声で進められるので。)

オマケ

あと、アメブロとかでブログ書いてるのは情弱とかよく言われますが、ちゃんと理由があって、 アレのアクセスカウンタ、実は水増しされてるらしいんです。 詳しくはこちら↓

アメブロのアクセス数がジャブジャブに水増しされている理由を勝手に推測する http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=2521

で、有名人はサイバー側で広告やサービスのアピールに使いたいので、 おそらく金もらったりなんらかの待遇があるんじゃないかと思います。 それに釣られて一般人が始めるのを狙ってるんです。

あと、ランキングとか読者数も裏で売買されてるのは有名な話。 公式ヘルプでも書いてあるらしい。

追記

今時の子は本を読まない 電子書籍はマンガばっかり 趣味としての読書をしないのは、 世界では30%くらいだが、日本では55%だとか。 まぁ、周り見ててもそんなカンジですね。 本よりニコ動ですからね。。。

これは動画とかあるからでしょうか? 実は、老人と子どもがYouTubeユーザーの大半らしいです。 老人もびっくりだけど、やっぱり子どもはテキストよりビデオの方がウケがいいようですね。

ここで問題なのが、イラストがあるものでは、文字からの想像力がつかないことらしいです。

仕事とかで何か生み出す際も、イメージ映像なんて与えられる訳はなくて、 コンセプトや内容を元に形にしていく必要があります。

営業をしないことが営業

これはスゴく同意。 例として、電話営業してくるSEO会社はダメだ。 自社のSEO技術がないことを晒しちゃってるから。とのこと。 たしかにそうですね!

この情報が多い時代、プッシュ型(押し売りとか宣伝)営業は逆効果かもしれません。 良い製品はほっといても広がるからね。 それができてないで営業マンに頼るってことは、良くない製品ってことになります。

今後、営業のいない(そのコストを製品に回す)会社が増えるでしょうね。。。

Quantum Theory and Relativity

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理論なんて存在しない。 全ては想像である。

「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)

「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)

これらの本を読みました。

奥が深すぎてものすごい混乱しました。 だって、真剣にタイムマシンとか時空とか、 パラレルワールドとか議論してるんですよ。学問で。

相対性理論

まず、理論の全てが、 『光は一定の速度である』から来てるとか、どんな想像力だよ! いくつか気になったところを。

時間すらも相対的だと考える。

→これはちょっと同意。 しょせん、絶対的なものなんてなくて、 何かと比較して始めて時間を感じられるので。 例えば、全ての原子の運動が遅くなったら、 時間もゆっくりになるはずです。時計も遅くなるし、肉体の変化も遅くなるから。

重力は、時空の歪みが原因らしいですよ。 たしかに、万有引力とか意味わかんないもんね。

光は粒と波の性質を同時に持つ。 あとで出て来ますが、電子もそうですね。 大学で物理を習ってる人はやったことあるはず。 これらは背反の関係にあるはずなので、もう意味がわからない。

量子論

こちらは相対性理論以上に複雑で理解を超えています。 ただ、こっちの方が現代への貢献は大きく、 半導体は量子論から生まれたりもしています。

突き詰めると陽子や電子の世界なのですが、 エネルギーが不連続だったり、真空にも物質が満ちていたり、 電子にも波と粒の性質があったりと、 ニュートン力学では説明できない事態が次々起こります。

アインシュタインやシュレディンガーも量子学は嫌いだったようです。 後述しますが、物理学では変数がわかれば全ての事象が一つに決まるべきなのですが、 量子の世界では確率論になってしまいます。 シュレディンガーの猫はあまりに有名なので、文系の人でも知ってるでしょう。 これらをアインシュタインは『神はサイコロを降らない』と否定します。

内容に関しては、この本でものすごくわかりやすく解説してくれていて、 これ以上の説明は僕は無理なので、二冊を読んで思ったこととかを書いてきます。

理論の最終系は主観になるということです。 人が世界を形作ってる。

しょせん、人間の脳へのインプット端子が五感しかないわけで、 それで世界を理解することは不可能です。 逆にいえば、理解したと知覚してるにすぎないのです。

その中で、およそ理解できないような背反の関係とか示して 物理に確率論が来たように、ある種、不確定な存在である 「神」がいることを物理学で証明しちゃったわけです。 神は人間の想像の産物だというのに。

曖昧さこそが自然の摂理で、 シュレディンガーの猫みたく、自分で見たからそこにある。 見なければどこにあるかわからない。

量子学では、ゼロという概念はありえません。 全てが曖昧なので、ゼロと、確定、することができないから。 つまり、真空なども常に歪んでいると考えます。

こういう例はどうでしょうか。 雪の結晶に言葉をかけると、 良い言葉の時にはキレイな結晶ができるっていうアレ。 アレも、人間がいい言葉だと知覚したからこそ意味のある実験なわけで。

人間がそう思うからそういった現実になる、みたいな。 それこそ、思いは現実化する、みたいな自己啓発系の発想も出てきちゃいますよね。

理論を突き詰めて行くと、最後は感情論に行き着く形でした。

映画のマトリックスとかも絶対ここら辺からインスピレーション受けてる。 今の世界は僕らが知覚したからそう安定して見えるだけで、 世界は常に揺れてるわけです。 月は、僕らが見たからそこにいるだけなんです。

ちょっと混乱してきました。 さすがにこれらの理論は僕の理解を超えてます。

とにかく、理論と主観(認識)は切り離せないようです。 認識の仕方次第で理論を越えられるかもしれませんよ。

オマケ

量子の世界では不連続性を持つってことは、 全てのものはデジタルになれる? 量子コンピュータってそういうことじゃないの?

今のコンピュータは、連続的なアナログな情報をデジタルに変換しています。 ただ、量子レベルでみると現実の世界もデジタルになれるのでは? (文中に出てきましたが、量子コンピュータは、 並行世界を考慮した超高速の並列処理のことらしいです。 詳しくは知らん。)

気になったニュースを雑に紹介

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※前の記事を早めに下に追いやりたくて書いた記事です。  ニュースをまとめただけで、特に中身はありません。

【悲報】 邦楽完全に死亡 ラジオ体操がオリコン7位に http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51762324.html

そもそも、CDを売ること自体が間違ってんじゃないかと思ってしまうのは、 たぶん「FREE」を読んだからだと思いますが。

とある個人ブログもバズってましたが、もう若い人でCDを買う人は ほとんどいないでしょう。 生き残る道としては、おっさん・おばさん以上の年齢向けに曲を作るか、 CD以外の部分で金を稼がないといけないでしょう。

それが嫌だとか、そんなのアーティストじゃねえ、 って言ってるようであれば、副業でバンドやるしかないと思います。

正直、CD買わないと次の曲作れないよ、って意見を出すのであれば、 別にもう新しい曲なくてもいい、ってなると思う。 昔の曲とかボカロとかがあれば十分だと思うよ、今時の子は。

「音楽業界終わった」って言うより、レコード業界が終わったおかげで 音楽が本来の姿になった、みたいな方が正しいんじゃないかと思います。

落選者に月50万支給へ http://jyoukyou.livedoor.biz/archives/23083741.html

これはないな。。。まだ民主党推しの人にはこれを突きつけて下さい。 もう、投票っていう民主主義の部分が浸食されてますよ。 まさに、政党のための政治になってるもん。

ジャーナリズムの最高倫理である『取材源秘匿の原則』を朝日新聞があっさり破ってる件 http://magicgunnerpress.wordpress.com/2013/01/22/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%9C%80%E9%AB%98%E5%80%AB%E7%90%86%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%8E%E5%8F%96%E6%9D%90%E6%BA%90%E7%A7%98%E5%8C%BF%E3%81%AE/

これも論外ですね。 まだ朝日新聞とってる親とかにはこれを突きつけましょう。 さすがに、何のために報道してるのか疑いたくなります。 週刊誌よりヒドいかもしれない。。。 アクセス集中してるので、後でまた読みますね。

[橘玲の日々刻々] 食糧危機はウソだった! 報道されない”不都合な真実” http://diamond.jp/articles/-/30983

この手の記事で毎回語られるのが、 「日本の農業人口は多すぎる」 「カロリーベースの自給率なんて日本だけ」 ってことですが、知らない人も多いみたいなので。

食料危機が騒がれるのは、お偉いさん方の進めたい方向に 持ってくための世論操作だと思うんですがいかがでしょうか?

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

今年に入ってから、本ばかり読んでます。 化物語や技術書やePubとか入れたら、2日で1冊くらい読んでるでしょうか。

春休みはプログラミングとかネット界隈の勉強に費やします。 IT企業に入るのに、自分が無知過ぎるので^^;

今日は、巷で話題?のフリーの本です。

ちょっとマジメに書いてきます。

フリーの必然性

ビットとアトムは全く異なるモデルである。

需要と供給の関係で、供給量が膨大なものは価値が下がっていきます。 で、ネットにおいては複製が容易、 かつストレージも毎年どんどん値段が下がっていくので、 理論的には無限に複製できます。

つまり、供給が無限に収束し、 需要が追いつかないため、必然的に価格は0に収束します。 0円以上にしたところで、誰かが0円でマネしたら終わるので、 価格競争の末0円に落ち着くわけです。 (そのうち、お金をもらえるコンテンツも出るかもしれませんね^^;)

このモデルだと、資金のあるところが勝つことになります。 例えばYouTube。 もとはベンチャー企業ですが、グーグルに買収されましたよね。 理由はカンタンで、単体では資金が足りなかったから。

0円に近似するといっても、実際にハードウェアはお金がかかります。 メモリや通信技術の研究開発がものすごい速度なため、 いずれは0円に近似するのですが、あと数年はかかります。 それまで耐える資金力が必要なんです。

(実際、Youtubeは未だにずっと赤字です。ただ、最近は、広告収益で運営費を賄えるくらいまできてるらしいです。これは、運営にかかるコストが減っていくからです。)

フリーの可能性

じゃぁ、大きくないところは儲からなくて損しちゃうじゃん! という話かと思いきや、そんなことはないと書いてます。

理由は、膨大なのが安いんだから、稀少なのは高価だということ。 大きくないところは何が必要かって、何より知名度が必要です。 わざわざ有料で狭い範囲に届けるより、 無料コピー上等でみんなに知ってもらうことが重要なんです。

例を挙げましょう。

インディーズのバンドがいたとして、 彼らのアルバムを3000円で売ったら、1000人に売れるとします。 次に売るときは、ちょっと認知度が上がって2000人とかだとします。

だけど、ネット上でバラまいたら、視聴者は、その数百倍はいくでしょう。 曲によっては、YouTubeとかで100万回とか再生されます。 そこでバンドを気に入ってもらう、認知してもらったあとに 二枚目を売れば、10000枚とかが狙えるわけですよ。 さらにCDだけでなくて、ライブとかにも人が増えることでしょう。

売れてないうちは、定価で売って数万円稼ぐより、 フリーの波に乗せて、勝手に広まってくれるのを待った方が有効だったりします。

もう一つは、情報(ビット)以外を売る方法 フリーにできるようになったので、ビット自体には価値がなくなりました。 代わりに、今まで以上に時間や経験、ストーリーが稀少とされています。 先ほどのライブの例のように、情報として得られないものにみんなが お金を払うようになったのです。

そう考えたら、AKBが売れるのも分かりますね。 曲自体の価値なんて、実力派バンドもAKBの歌も等しく0円なんですから。

心理学の観点

これらのように、単純な損得モデルで把握できなくなってきたのが フリーの経済学です。 ここでは、データとか経済学よりも、心理学が重宝される気がします。

返報性

→人は、何かを与えてもらうと、それに報いたくなるという真理が働きます。普段立ち読みばっかりしてるコンビニでは、たまには買ってやるか、とか思ったりします。

値段を下げるほど需要が上がるのは間違い

→既存の需要と供給曲線では、価格が減るほど需要は増えます。たしかにその通りなのですが、フリーの概念が広まってからは違います。『有料』ということは、値段に関わらず、「その代金より価値のあるものだろうか?」ということを考えます。逆にフリーであれば、そんなことは気にせず消費します。需要の差は、100円か1000円かにあるのではなく、0円か1円かの間に存在することになります。

価値は相対的なものである。

→今まで有料だった商品が無料になると、人は、質が下がったと感じます。 一方、最初から無料のものは、価値がないとは思わないのです。このメカニズムは商品自体の価値で判断するものではなく、以前との差で決まる相対的なものです。 だから、情報を提供するときは、いずれ0円になるのだから、 始めから0円にした方がブランド的にも正解なのです。

データが存在しない世界へ

これまで、フリーの世界でビジネスをするときの考え方を書きましたが、 難しいのは、コレをすればうまくいく、といったモデルが存在しないことです。

例えば、文中であった例で、 redioheadが、曲の値段をユーザーが決めていい、という売り方をしました。 ユーザーそれぞれが、0円はもちろん、1000円でもそれ以上でも、 自分でお金を払って曲を買うのです。

結果として、このキャンペーンは、無料含め300万枚売れて、 収益も今まで以上の大成功だったようです。

じゃぁ毎回コレやれば良いじゃん、と思っても、 こんなのもう一度やられたらドン引きですよね。 まず失敗するでしょう。 人の誠意・返報性でうまくいったものなので、 再度やるとその魂胆が見え見えでいやらしいからです。

つまり、過去の成功モデルは一切使えないんです。 この世界で勝ち残るために必要なのは、 トップダウンの組織と、リーダーの奉仕の精神だと思います。

何かキャンペーンをするときに、上にお伺いを立てる組織だと、 上手く行く保証、データを見せろと言われ撃沈します。 かといって、トップが決めるにも、儲けようとか考えてやると、 たいてい見透かされて撃沈します。

モノ単体で売っていた時代は、損得の判断がしやすかった。 この値段で仕入れてこの値段で何個売ったらいくらになるかがわかるから。

フリーの世界では、フリーで配って、別で儲ける形になってしまうので、 把握するには変数が多すぎて複雑すぎます。

なんか上手く行っても、フリーで配ったのが どのくらい貢献してるかが分かりません。

最後に

フリーは、経済に信頼という軸を生み出しました。

この時代のビジネスモデルとしては (もはやモデル、と体系づけられないですが)

コンテンツ単体で儲けようとしないこと 価値の物差しが金銭しかないのはダメ。 名声、その後の長期的な仕事量で成功かどうかを判断する。 損得などの客観データではなく、感情に訴える。 稀少なもの(経験・時間・人脈)を収益化する。

といったところです。 ここまで書いて、日本に合ってるモデルなのでは? と思いました。 資本主義の原理は海外から輸入してきたものですが、 それまでの日本人は割と信用で取引してきました。 損得だけでなく、プライドが命より大事な時代もありました。 (切腹って文化も、「生き恥を晒すくらいなら」という美意識です。)

損得でない昔ながらの付き合いとかって文化は今も生きてます。 政治家に二世が多いのは、まだ実力主義って文化よりも、 信用・お家柄で判断する文化が残ってる証拠です。

おまけ

単語メモ

150人くらいがダンバー数

フリーミアム 一部の人へPro版を 直接内部市場 何かがタダで他は有料 第三者 広告モデル 非貨幣市場 無償労働 CGM 検索エンジン

本を読むにあたって

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冒頭にちょっとした出来事を。

友達の友達が、ある本に影響されて、 アフィリエイトに手を出そうとしてるみたいで、 で、その本の著者って言うのが、 情報商材で月収○億円! みたいなよくあるヤツで。。。 (最近、会社の広告案件にも入ってきてます^^;)

僕も基本的に本に書かれてることは信用してるんですが、 この作者に限っては、かなり疑わしいです。 というのも、この人のビジネスモデルって、 成功体験を語って人を集めて、自分の商材をはけさせる、っていう ねずみ講のトップにいる人で、 たぶん本や講演も、その人集めのために行ってるんじゃないかと思うからです。

とりあえず、その友達には、やめるよう言っとくように言っときました。 (ややこしいな)

本を読むときも、全てを信じるんじゃなくて、 この立場の人がこう言うんだから、こういう意味だな、 と言った形で受け取るのがメディアリテラシーだと思います。 成功者が、あくどいことを言うわけないし、それで本を書くわけないんですから。

さて、本題。 いくつか本を読みましたので、順次載せていきます。 まとめたのは、特にブログに書くような本じゃなかったからです。 さらっと読んで頂ければと。

ドリルを売るには穴を売れ

内容はとてもわかりやすくて勉強になったです。 だけど、ココで、4Pが〜、とか顧客ターゲットが〜、 とか言っても面白くないので、ざっくり感想を。

  • 常に顧客の利益、こちらが提供できる価値を考える。 これが大事なことです。

  • 美味いもの作れば売れる、なんていうわけでなく、 その店の雰囲気やらひっくるめての価値です。

  • こういうと当たり前な気がしますが、他の産業になると、 とたんに忘れがちです。 良いもの作ってんのになんで売れないんだよ、 という人は、視野が狭いんだと思います。

  • 損得で言ったら絶対得な内容でも、 営業マンが嫌なヤツだったら断りたくもなるよね^^;

売り手は業界のライバルを意識していても、 顧客は〜〜業界に拘っているわけではない

コレですね。

他社よりこんなにおトク、って人は、 金銭でしか顧客の欲求を考えていないことになります。 それは、人間相手にする営業にしては、 だいぶバカにしてることかもしれません。

ビジネスマンのための「実行力」養成講座 すごい偉業もこんな小さな一歩から (ディスカヴァー携書)

父親が、小宮さんの本大好きなんですよね。 実家に帰ると毎回勧めてくれます。 基本的に聖人君子みたいな人で、 俗にいう自己啓発本みたいなもんですね。

  • リスク評価にはバイアスがかかりやすい

    • たしかに。何か挑戦しようとか、高いもの買おうと思うと、 「それが自分にとって必要なんだ」と思い込みがちですよね。 こういうときは第三者の意見が大事らしいですよ。 ただ、バイアスかかってるときに他人の意見を受け入れる度量があるかどうかですね。
  • 自分のリソースを正しく見積もる
    • 人は、自分のことは過大評価しがちですからね。 かくいう僕も、内定先の同期よりうまくやれんだろ、と勝手に自惚れてたりします。 気をつけます^^;
  • 人は理屈でなく感動で動く
    • これはなかなか納得しづらいですね。まぁ、何度か失敗するたびに思い出すことにします。

人に親切にする・自分の善を貫く、ことが自分の得になります。 自分のなかで一貫性があると、信念が強くなります。 それがモチベーションに繋がるので、長期的に得になります。 また、自分が損得のみで動いていないことを示します。

(さっき長期的に得する、って言ったばかりだけど、損得を考えないことが得になるというかなんというか)

  • インプットの量はあまり変わらない、どれだけ、付加価値を着けられるか
    • たしかに。偉い人もテレビとか見てるわけだし。 同じインプットでも、物事を関連づけたり、人にない意見を言うことは、 頭の柔軟性の問題だから、僕でも出来る気がします。

(年配の方が優れてるのは、長年の信頼と、豊富な知識で関連づけが行いやすいからですが、そのうち勝てるようになります!)

  • 目的のためなら手段は変えていく。経済ってのは、人を幸せにする道具なんだよ。
    • さっきの本でもありましたが、手段ありきじゃないです。

ドリルを売ることはあくまで手段であって、 穴をあける(という顧客の欲求)ことが目的なので、 柔軟に対応する必要があります。

経済ってのも、今は資本主義のなかで生きなきゃいけないですが、 それはあくまで今の社会での最適な手段なので、 目的はやっぱり、幸せに生きることですよね。 いつも言ってる理論的なのと感情的なのは、ここに帰結すると思います。

最後に、昔好きだったドラマで田村正和が言ってたセリフを。

「そんな事言って一体誰がハッピーになるわけ?」

自分のモチベーションを保つためにも、 手段と目的を混合しないためにも、 この言葉を自問しながら過ごします。

絶望の国の幸福な若者たち

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絶望の国の幸福な若者たち

親が貸してくれたので、さらっとですが読みました。 この本はタイトル勝ちだなぁ、ってのと、若者が読んでも面白くないなぁ、 って感じです。

内容

終始傍観者を貫いていて、良くも悪くも、ただ現状を述べてるだけ。 そこから何か前向きな話をするわけでもなかったです。

頭の良い作者が現代の社会をとことん皮肉ってる感じ。 書いてあることは非常に的を得てましたが。

巻末の佐藤健との対談も、ものすごくお互いに個人主義で、 そりゃぁ政治とかに興味を持てないのも頷けます。

ただ、これにみんなが賛同するんだとしたら、なかなか大変ですね。。。

というのも、徹底した個人主義(もしくは自分の周りがよければいい) という考え方じゃ国家は成り立たないからです。

『若者』大半は、「別に国家なんてなくてもいいじゃん」と思うでしょうが、 国家がなかったらたぶん若者は生きていけません。

古市さんはじめ、優秀な人たちはどこいっても生きていけるでしょうが、 日本語しか話せず、学校教育もなぁなぁでやってきて、 世界トップレベルの住み易さに慣れた『若者』が、 他先進国では雇ってもらえないでしょうし、 途上国では生活レベルに耐えられないでしょう。

本文中に、

「日本」がなくなっても、かつて「日本」だった国に生きる人々が幸せなのだとしたら、何が問題なのだろう。 国家の存続よりも、国家の歴史よりも、国家の名誉よりも、大切なのは一人一人がいかに生きられるか、ということのはずである

ってのがありましたが、これは無茶でしょ^^; 原発とかの管理できなくなるし、 生活保護とかの分配がなくなったら犯罪多発するし、 そもそも警察とかもいなくなる(もしくは民間で恣意的に使われる) とかマジ世紀末でしょ。。。

繰り返しだけど、その中で生きれるのは筆者みたいなエリートだけだって。 資料としては見やすかったけど、考察が投げやりというか、 たぶんタイトルありきで、なんとなく執筆(研究?)したんだろうな〜 と思ってしまいました。

彼らみたいな優秀な人こそ、自分の周りだけじゃなくて、 広く見てアクションしてくれたらいいのになーとか思いました。

この本読んで納得して終わるようじゃ、 ちょっと日本の未来危ないかなーとか、 日本危なかったら、日本人みんな危なくなるなー、とか思います。

オマケ

恥ずかしながら、読んでる最中から、 「どう批判してやろうか」みたいな感情が一部ありました。

だけど、個人的にあんまり悪いことじゃないかなと思ってます。 なんでかっていうと、これは同年代のスターに向けての嫉妬なんだろうなー ってのと、嫉妬するってことは、雲の上の存在とかじゃなくて、 まだ張り合う気でいるからだと思うんですよね。

文中にもありましたが、 格差が広がれば、むしろ自分と違う世界の人達だと認識して、 比較する対象にならなくなるじゃないですか。

グーグル ネット覇者の真実

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グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

読みました! kindleで安かったので帰省ついでに読んでみましたが、 思ったより面白かったです。

筆者がグーグル贔屓なことも当然考えるべきですが、 グーグルの「Don’t be evil」の考え方が非常に分かりました。

今回は大きく、

  • モンテッソーリ教育
  • 採用と職場環境
  • データ至上主義

の軸で書きます。

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育とは、 「自分で納得いくまで考えろ、権威や常識を疑え、」 ということを推奨している考え方なのですが、 これができる人って一握りなんだなぁ、と思いました。 それは文中の、「人は実は管理されたがっている」 という発言からもみて取れます。 (創業者の二人は、そのような考えは信じられないようでしたが。)

なぜかというと、みな、自分の判断に自信が持てないから。 自分で考えて、他人から否定されるなんて屈辱より、 自分より頭のいい人の考えに従った方が合理的だからですね。 これを覆せるのは、一握りの天才たちくらいです。

同時に、邪悪になるな、というフレーズもよく聞きますが、 これも資本主義で勝ってこれる人材だからこれが言えるわけで、 普通は自分が生きるのでいっぱいいっぱいです。 自分のことはなんとかなるからこそ、周りに目を向けれるようになるのかな。

採用と職場環境

次に採用の面ですが、 「Googleは博士や研究者ばかり採用するのはなぜなのか?」 という疑問があります。

理由はおそらく、彼らは儲けようと考えていないから。 ユーザーファーストで、収益は次で考えるからここまで 伸びたと、いうのは簡単ですがもう少し論理的に。

職場の環境は、やりたくないことはやらない風土らしいです。 クリエイティブな仕事に関しては、 資本主義を無視することが効率的という実験結果もあります。

ダニエルピンク(TED) http://www.ted.com/talks/lang/ja/dan_pink_on_motivation.html

要は、売り上げとかノルマなど、 考えたくないことを極力排除できるからこそ クリエイティブなことができるわけです。

データ至上主義

次に、データ至上主義ですが、 データ至上主義は、 人間の主観、偏った見方  が入る余地がないことを示唆しています。 全て自動化されて、拡張性のあるのがグーグルの強みですが、 これは経験とかを凌駕します。 上司の意見を聞く必要がないし、 答えのない会議をする必要もありません。

A/Bテストがビジネスルールを変えていく(あるいは、ぼくらの人生すらも?) http://wired.jp/2012/12/29/abtest_vol5-2/

(本人達も、「なんでかわからないけど、こうしたほうがユーザーの反応が良くなるんだ」と言ってます。)

ただ、人間の行動に決まった偏りがあるんだとしたら、 それはどうかすれば体型的にまとめられると思うので、 「理由は考えるな」なんて言わずに、 ぜひグーグルには、心理学とか人間工学的なこともやって欲しいなぁと思います。

オマケ

トップページは、作成するのがめんどくさかったから。 後に「禅スタイル」とかが流行ってたけど、 彼らからしたら、いかに表示を高速化できるかが重要らしい。 クロームとかもそんな感じだもんね

個人情報について。 クラウドの不安?、タンス預金より信用金庫の方が安心でしょ? 個人で管理するよりグーグルに任せた方が安心では?

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体

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MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 (宣伝会議)

田端さんの本を読みました。 この人は、僕の目標に近いところにいるので以前から追っていまして、 この本の基となった宣伝会議の連載もずっと読んでいたのですが、 年末にヒマな時に読む本が欲しかったのと、 Kindle版のセールもあるということで、買っちゃいました。

改めて読んで思ったことだけ書くので、 個々の詳しいところが知りたい人は自分で読んでみてください。 分量も内容も読みやすいです。

コミュニケーションにおいて、受け手は王様

このことをクリエイターも意識すべき

参加性 ⇔ 権威性

参加性CGM系は権威はない。責任もない。楽だけどね 一方の権威あるメディアは責任が付随する。編集責任者は大変

色々書きましたが、メディアはブランディングが一番大切です。 (というか、ビジネスだったらどの分野でも大切ですね)

メディアを興す時・運用していく時の指針・目的としても必要 他メディアとの差別化して読者に見てもらうにも必要。 収益化を図る際にも必要。

今、インターンでネット広告を扱ってますが、 ブランド力のないサイトは今後生き残れないだろうな、 と思います。

まとめサイトなどは、CPM10円以下とかで売られてますが、 FX系のサイトとかだと、CPM100円以上とかザラです。 純広告が入ると、一気にCPM500~1000円とかいきます。

(CPMは自分で調べてもらうとして、同じPVでも、  ざっと10倍以上の収益差があります。)

で、ブランドの醸成についてですが、

ブランドとは、説明されてしまうようではダメ。

定量的な価値では、それ以上のものができたときに 取って代わられるから

例えば、エルメスのバッグを持ってる人は、 「ただの性能や見た目だけでなくてブランドにも気を配ってるよ」 というメッセージでもあり、 「説明できないけどなんか素晴らしいから使ってるお金持ちです」 ということもできます。

内容が間違っても直せばいい、が首を締める。メディアには、予言実現能力がある

何かを発信する際に、少なからず外部に影響を与えます。 (というより、影響ないメディアは存在意義がないです)

すると、偽りの報道をしてもそれが真実になる場合がある。 最近のマスコミを見てればなんとなくわかるでしょうか。

例えば、日経新聞が「麻生は悪だ!」といったら、 みんななんとなく、アイツ悪い奴なんだろうなー、と思って、 選挙に影響を与えるじゃないですか。

ブランディングとは、この能力が高いメディアとほぼ同義だと思います。

権力あるメディアは受け手を思考停止させる。

この懸念もあります。 日経新聞がウソを言ってるなんて思わないじゃないですか。 すると、読者は情報の咀嚼を行わなくなり、リテラシーが欠けていく。

一方、最近のマスコミは、その影響力にあぐらをかき、 保守的になっていってる気がします。 (ネットも見た方が良いよ、なんてマスコミ側が言うわけがありません。自分らの無謬性が崩されるし、単純に読者を取られるし。)

そこで最近は、組織にブランドを持たせるのではなく、 個人がブランド化する事例が多くあります。 例えばメルマガとかそうですよね。

それは本とかのメディアでとられていた手法です。 組織でなく個人になることで、 人の入れ替えによる質が変化することが少ないし、 責任の所在がはっきりしていて、責任を負わざるを得ません。 個人をやめることはできないので。

オマケ

ジャーナリズムの独立性という観点ではテッククランチの例が非常に面白い。 あと、メディアそれ自体がメッセージである、 という例で、レコードからCDになってから、 楽曲の構成が変化したことが面白かった。

興味ある人は、詳しくは自分で調べてください

伊勢神宮と運転手

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あけましておめでとうございます!

大晦日に伊勢神宮に行ってきました。

といっても、別に行きたかったとかではなく、 親との帰省のついでに寄ったカンジです。

タクシーの運ちゃんになぜか僕が気に入られ、 なんか今どきの若者に言いたいことがいっぱいあったようで、 イロイロ教えてもらいました。

面白かったのが、『心の御柱』という 神社にとっての心臓みたいなものがあるらしく、 ただ、「コレってなんですか?」 とか神主さんに聞くと怒られるんだとか。 他にもいくつか、聞いちゃいけないことがあるらしいんですね。

理由を考えてみたんですが、たぶん信仰の妨げになるからだろうなと。 全部を説明しちゃうと、神様の存在が明かされちゃうからです。 仏様と違って、神様は容姿すらわからないですよね。 言葉で、科学で、説明できちゃったらオシマイじゃないですか。

神主さんとかの人事?も、身分の確かな人とか、 コネのある人とかが重用されるようで、 良くも悪くも前時代的なかんじです。 巫女さんも、18〜23歳までしか雇ってないし、 パートとかも募集してないんだそうな。

次に政治の話です。 政と書いて「まつりごと」と読むように、 内閣を官僚などと呼ぶように、昔の政治は宗教と密接に関わってました。 今でも、議員や天皇が伊勢神宮にお参りにきたり、 靖国に参拝したりしますよね。

で、先ほどの例の通り、 昔は科学とか理屈とか資本主義とかよりも、 信仰心で国を治めてました。 卑弥呼に始まり、天皇制もそれに近いですかね

今でもその名残が参拝とかの形で残ってて、 そのせいでおかしくなってる気がします。

例えば、先ほどの人事の考え方もモロに影響してます。 二世とか財閥系が好まれるのも、そういう世界だからでしょう。

これらのバランスは難しいところです。 実力至上主義、即物主義とかにすると、 文化の維持などしない方が効率的です。 橋下さんが文楽とか潰そうとしてましたよね。 神社なんてコスパ悪いものはなくなった方が、まぁ経済的です。

文化なんて基本的にムダの塊ですからね。 ただ、なくなったらまぁ寂しい社会になりますよね。 日本が日本じゃなくなるね。

(伊勢神宮は20年ごとくらいで同じものを作り直してるんだそうな。 そのための資金を地元民とかから募集してるらしく、運ちゃんも納めてるそうです。本人いわく、「つきあい」ってやつで。ただ、今の若者は全く払わないらしいです)

最後に、おじさんからのアドバイスとして、 「年上の言うことは聞いとけ」 「女性を大事にしろ」 と言われました。

僕は勝手に、先ほどまでの話と関連づけて理解しました。 理屈や合理性だけじゃないんだという形ですね。

若者からしたら、おっさんの固定観念とか、 いわゆる「付き合い」などはムダ、古臭いと感じるし、 女性の、理屈を超えた感性にはついていけないことが多いです。

でも、そこにこそ人の幸せの本質があるかもしれません。 全て資本主義・損得・合理性で考えていたら、 写真のネガみたいなモノクロの世界しかないでしょうから。

来年はもっと周りに気を使えるようになりたいと思いました。

オマケ

お祈りするときは正面でなく端のほうでやるらしいです。 理由は、正面は神様が通れるように空けておくんだって。

あと、手を合わせる時も、少し位置をズラすらしい。 手の節が合ってしまうと、節合わせ→不幸せだとか。。