僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか

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僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書)

わりとメジャーになってきたのかわかりませんが、荻上チキさんの本です。むちゃくちゃ頭がいいんでしょうが、コメンテーターとしては話が難しくて理解が追いつかないところがありました。文字だったら自分のペースで読めるからこっちの方があってるのかなと。

内容は日本の現状について。ダメ出しじゃなくて前向きに話そうよ、という趣旨です。

日本は戦後、強さ(経済成長・富の増大)ばかりを求めてきましたが、最近では優しさ(再分配・精神的な安定・協調)を求める声が強くなっています。しかし、これらは二項対立で論じるものではなく、両立しなければ良い社会になりません。強さだけだと格差が広がり治安が悪化、優しさだけだと再分配できるパイ自体がどんどん減ってしまいます。

世間でよく「構造改革」が叫ばれていますが、現実の構造改革とは、政府の支出の削減だそうです。「官から民へ」も同じ理由です。真の構造改革は既得権益が強くて今の安倍さんも思うようにいっていません。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36276

労働人口が減ったからデフレは仕方ない、わけない。他の国は成長しています。(インフレが進んでいるとも言える) 何にせよ、将来の成長が見えなければ、嗜好品や不動産には手が出せません。下がるとわかっているものを買う理由はないから。脱成長には、お金儲けだけが価値でないという清貧の考え方がありますが、個人はともかく国全体ではナンセンス。全体のパイが減ったら再分配もままならない。 (そういう意味では今のアベノミクスは正攻法だと思います。が、最近読んだ本がそっち系ばかりなので影響を受けてしまっている感も否めませんが。)

生活保護受給者はその連鎖から逃れられない仕組みになってしまっている。

→貯金などしてはいけないので原資が溜まりにくい。受給者は良い職を得るのも難しい仕組みになっている。 社会的弱者とは、弱い状態を(国に)放置させられてる人である。犯罪者も、出所するときに手持ちのお金は乏しく再就職なども難しいことから、やむなく再犯が起こりやすい状況になっている。

政策にはコストや副作用の試算・権益についても考慮が必要。

→例えばネカフェ規制は思ったより効果はないかも。年間数十件で全体の0.1%とか。 それなのに進めるのは警察の捜査範囲の拡大のためだという。放っておくと彼らの権益と引き換えに自由が奪われていってしまう。

そもそも官僚(他公的機関も同様)が省益にはしるのは、サラリーマン的な組織になってるから。組織ではなく国民益にフォーカスしすぎると組織から飛ばされてしまう。

ジャーナリズムについて。

メディアの本来の役目として権力の監視があるが、今の日本では機能していない。 メディアに必要なのは、批判される覚悟。メディアの検証が必要になってくる。動画のアーカイブ化など、全ての報道は検証されるべき。マスコミの記者によっては実名を出して批判されるのが怖いという意見が多い。

具体的な行動 実際に何ができるのか

シングルイシューのセミプロ化→どこかの分野に特化してセミプロ化する。そこで政策に関わっていく。 他は省略します。

最後に、少し個人的な感想を。

イロイロと本を読んできましたが、資本主義の本来の目標は人々の幸せの最大化だと思っています。経済のシステムが資本主義なのはおそらく変わりませんが、資本至上主義ではたぶん幸せになりません。強い国(資本主義)と優しい国(社会主義)を共存させていかなきゃいけないなと思います。そしてそのためにはやっぱり教育でしょうか。別に大人になってからでも教育は受けられます。

また、どこまで当事者意識を持てるかだと思います。「問題だとは思うけど、まずは自分のことで精一杯」という人が大半だと思う。が、その考え方ではいつまで経っても自分のことから抜け出せない。「とりあえず自分が食えるようになったら」って、ソレいつになったら達成出来ますか?という話な訳で。 どこまで自分事として捉えられるか、それを変えようと思ってもやっぱり教育でしょうか。まずは選択肢を与えることからだと思っています。 「環境が心を作る。心が環境を動かす」 環境の一助になれればいいなと思っています。

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

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2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

タイトル通りの内容です。あくまで青写真に過ぎませんが、大方のトレンドを予想しておくと社会の流れに付いていきやすくなると思うので、読んでおくのは悪くないと思います。

世界の傾向を箇条書きにします。

  • 個人の力の拡大→相対的に国の力が縮小

  • 中流層が増える。→下流層が台頭してくる

  • 女性の社会進出→労働人口の増加(政治に参画すると組織の腐敗が減るらしい)

  • 外部との交流が広がる→既存の価値観・イデオロギーが変革、よりハイブリッドなものへ。(多様性の容認 ダブスタともいう)

  • 国の統治は追いつかなくなる。 →現代のテクノロジーの進歩と比べてスピード不足。そこはNPOなど外部団体が賄う。

  • 世界は都市化する。→ますます都市部に人口が集まる。

  • IT犯罪は収束へ向かう →民間企業の技術力と網羅力。大手IT企業で、ほぼ全ての通信を監視できる、また抑止の技術も蓄積されていくから。

  • 再生可能エネルギーは不発へ。 →試算では、2030年になっても再生可能エネルギーの占める割合は全体の数%くらいしかないとのこと。

  • 国際的に米国の支配力は落ち、世界の警察を務められなくなる。 →ただし、諸国は既存の仕組み(米国主導)を利用して、軍事費より経済への投資が進む。

  • イラク、北朝鮮の核開発。→このまま進めば他の国も核を保有しだす。

  • テロはむしろ減る。 →アメリカが脅威でないなら不要。途上国の民主化も進むため武力行使は減る。

  • 国家間の紛争が再燃する恐れ。

  • 日本はますます経済的な存在感をなくしていく。 →他アジア諸国がどんどん成長していくことは不可避。そんな中どう生きるべきか。

  • 他国のテクノロジーに追いつくためにも、日本の官はもっとスピードを高める必要がある。 →そのためにはNPOなど民間への協力と、行政のスリム化が必要と思われます。 一方で所得の再分配も重要で、この機能は国が負うことになるかと。

で、僕の興味は日本のことです。

技術の進歩は飛躍的なスピードになりました。過去は電話の普及に数十年かかっていたのが、インターネットは数年で普及しています。さらにそのインフラを用いれば次の革新も一瞬で普及するでしょう。 民主主義色が強い日本において、それに追いつくような拙速な改革は不可能になってくると思います。そうすると、国でなければいけない機能を残してどんどん民間と協力することになります。旧来の仕組みじゃもたないでしょう。

個人の話では、職を海外勢と奪い合うことになるので、単純作業の需要は本当に減るでしょう。また専門職も、技術の進歩に乗り遅れればすぐに陳腐化します。 常に先の需要を見据えるという意味でも、少し広めの視点を持っておくことが生存戦略なんじゃないかなと思います。

メディアの仕組み

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メディアの仕組み

正直、お二人の言説はなんども聞いてるのでそれらの振り返りなカンジでさらっとだけ読みました。

マスコミとネットの協調

マスコミはファクトチェックをしっかりしていて、発信者としての権利とともに責任がある。一方ネットは責任がなく自由。感情が伝播しやすい特徴がある。

コンテンツの拡散がよりよい形になれば、相互に高めあえる→アラブの春は、きっかけはネットだが拡散したのはアルジャジーラのおかげ。

マスメディアは広く伝えるのに適している。そしてネットで口コミを広げて再度コンテンツを消費してもらうこともできる。

空気を読みすぎても発言できなくなり、主張が強すぎても受け入れてもらえない。伝えたいことがあるなら戦略的に空気を読みつつ行う必要がある。 そのバランスを見極めないと努力が報われない。

スポンサーの影響は思っているほど大きくはない。

新聞をストックビジネスに。

過去文献のデータベース化は需要ありそう。

時間の短縮がビジネスになりうる。

知りたい情報をググって読む時間すら惜しむような時代。キュレーションがもっと流行るかも。まとめサイトもそんなカンジ。

メディアは事実を伝えるためのもの。

これが真実だなどと言うのは驕り。 公平や十分さはありえない。

情報の多様性を確保しておくことが必須。

結局、メディアで真実なんて伝えられないし中立性もありえないので、1つの視点だけを信じてしまうと必ず問題が出てくる。

ただの情報発信だけでは意味が無い。

それを伝えてどうしたいのか。それでインプットも変わる。 目的を意識することでインプットの質が変わる。まぁどんな仕事においてもそうだと思われますが。

多くを知らなければ取捨選択が出来ない。

生半可な知識があると、ついよけいな枝葉をつけて説明してしまう。シンプルに伝えられる(枝葉を削ることができる)のは何よりも詳しい人、極めた人。

思ったこと。

僕のジャーナリストとしての目標は、「選択肢を与えること」なんじゃないかと思ってます。そのために、知識を得てもらって視野を広く持つこと、民主主義の実現、をしていってもらいたいなと。

日本で自殺者が多かったり政治不信になるのって、他の選択肢や視点に気付けていないからだと思うんですよね。

また、僕の能力を考えた時に、カリスマ性などは持ち合わせてないので、みんなを先導していくのは向いていない。 頭も良くないから、これだ!って道を示すこともできない。ただ凡人ゆえに、一般人の目線から専門的な話を要約したり、自分の考えに囚われることなく真実を追い求めたり、常に真実との乖離に葛藤しながら事実を報道することができると思います。 発信することは、相手への理解と知識の探求なので、努力でなんとかなります。

オマケ

この曲の世界が幸福なのに怖いのは、選択肢がないことだと思います。 マトリックスの世界も同様です。そこは次回にでも詳しく書こうかと思います。 <iframe width=”350” height=”250” src=”//www.youtube.com/embed/kzUmM-uQVOM” frameborder=”0” allowfullscreen></iframe>

だから、日本経済が世界最強というこれだけの理由

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だから、日本経済が世界最強というこれだけの理由 (WAC BOOK)

タイトルがだいぶ挑戦的ですね。ちなみに中身も断定的な表記が多くて多少胡散臭いところもありますが、言ってることも資料もまともだと思います。(年金あたりはウソくさかったけど。)

おおまかにいうとアベノミクスはデフレ対策の王道だ!から、日本はすげぇんだぞって内容です。前向きな話題が多いしわかりやすくていいですね。

デフレになると→物価減→労働価値減→賃金ダウンor雇用ダウンとなってしまいます。今はたしか失業率5%くらいですが、成長率が2%超えてインフレになると、2%くらいになるのが過去のデータからわかっているそうです。IT化が進んでどうなるかはわかりませんが、とにかく多少は好転しそうですね。

で、デフレ脱却するためには、国民にお金を使ってもらって、銀行からどんどんお金を借りてもらう必要があります。そのための王道の財政政策が、

  • 減税
  • 公共投資
  • (今後の景気の)期待値を上げる

です。 これらと合わせて、金融政策も施しました。

金融政策とは、日銀が行う政策で、主に

  • 通貨を発行する
  • 公定歩合を下げる

なんかがあります。 既に公定歩合は下がりきってるので、今回は通貨を倍増させる(異次元の金融緩和)を行いました。

今までなんでこういったことが出来なかったかというと、日銀の独立性・ハイパーインフレの不安があります

通貨を発行する

日銀は政府から独立しています。日銀に対して命令したり総裁を罷免する権限がないので、白川総裁の時代になにも金融政策が出来ず、デフレが進行していきました。 本書では、日銀の独立性がそもそもおかしいとしています。日本のデフレ脱却は急務で、どちらの政策も不可欠であるからです。

が、日銀が渋った理由として、(おそらくですが)ハイパーインフレの懸念がありました。 ここで、この仕組みを理解する上で、マネタリーベースとマネーストックという単語が出てきます。マネタリーベースとは、そのまま通貨の総量で、日銀が刷ると増えます。そして、それらのお金を銀行に貸し付け、銀行は運用するためにまた企業などに貸し付けます。こういって資産がどんどん巡っていったときの名目上の量がマネーストックです。マネタリーベースが増えると、マネーストックが指数関数的に増えていくわけですね。 で、今までは通貨を発行してマネーストックが暴走してハイパーインフレになるのが怖くて手を打たなかったわけなんですが、黒田総裁になってようやく動き始めました。

他、本書に出てきたわりと過激な内容をいくつか。

  • ハイパーインフレには絶対ならない →そもそも供給が極端に減った場合のみ起こりうるもの。過去に起きたのはいずれも戦争直後で、日本の場合は戦後でも500%くらいに留まって5年後には回復していた。

  • 日本の財政(借金)は危なくない →国債・円高の事実は円の価値が依然高いことの証明です。

  • 日銀が円を刷れば借金はチャラになる →事実だが、インフレが進みすぎることの懸念と、そもそも借金を返す必要性がないことから、そんなことはしません。内容はアレだけどそのとおりの内容です。本来国の借金は、インフレ化して実質量を減らして対応するものです。

  • 借金してるのは国、貸してるのは銀行(国民)である。 →つまり、メディアで言われるような『一人あたりいくら借金してる』とか意味不明で、むしろ貸している方。

  • 公務員は多くないし無駄じゃない →人も給与も国際的に少ない方、汚職も他国より少ない。ほんの一定数の人に対してマスコミが騒いでるだけ。

  • 少子高齢化だからデフレなのではなく、デフレだから少子化になっている。 →言われてみればな理屈。子育ての経済的不安がなくなればもっと子ども産めるよね。

  • 治安は近年よくなってきている。 →警察庁のデータで、日本は外国や過去と比べても異常なくらい治安がいい、これもマスコミが煽ってるだけ。

最後に、他のもいくつか。

  • 麻生さんのODAの公約→円借款をして、お金を貸し、そのお金で日本のインフラ技術を導入する。これによって内需を外に作ることができる。

  • 企業の内部留保を動かす(総額260兆円とも言われる) →今まではデフレだったため、わざわざ投資をするより現金のほうが得だし、供給過多で設備投資も渋っていた。 安倍さんがあちこちでお願いをして、好景気への期待と、支出(設備投資・給料アップ)してくれた企業には減税、などの措置をとっている。

日本の格差は少ない。医療もトップクラス。だから世界最強だそうで。

脱資本主義宣言

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脱資本主義宣言: グローバル経済が蝕む暮らし

内容

ファッション(流行)は古いものを廃れさせるために生み出される。

常に新しいものを消費してくれないと儲からないから。

電通PRセンターの有名な戦略10訓がある。

(内容はググれば出てきます。)この会社は何のために存在するのか。

ジーンズの工場の実態が「女工哀歌」というドキュメンタリーへ。

僕らが履いているジーンズは、中国で安い賃金で働く少女が作ってくれてます。

途上国にアルミ工場を作る際に、先進国から施工費を貸し付ける。

そんで彼らが作ったアルミをかうのだが、彼らは施工費を返すのでいっぱいいっぱい、それで気づいたら周りが汚染されていく。

国内に溢れる自販機は本当に必要なのか?

他国では治安の問題であまり流通してはいないが、それはそこまで必要ないことの証明でもある。 自販機を維持するためにどのくらいの電力が掛かっているのか。日本の電力の40%は企業が使用している。費用対効果がいいとしても、その電力・アルミ缶はどこから来ているのか。

資本主義では、金につながらない価値がないがしろにされてしまう。

「貧困は、金銭をもたないことにあるのではない。金銭を必要とする生活の形式の中で、金銭をもたないことにある。」

ー見田宗介

日本は企業への批判が少ない国だ。

公務員になる人達は、安定しているという理由で自身のために所属している。そんな奴らに公共のものを扱われている。

感想

本書の内容としてはこんなカンジです。資本主義を思いっきりぶった切ってて、まぁ多少偏っているトコもありますが大枠は同意です。

で、今回はコレに乗っかって「資本主義はクソだ!」なんて言うつもりはなくて、どこがおかしいのか、悪いところは改善できないかという考察です。

資本主義とはそもそも、「資本の最大化を目的とする」社会です。しかし、もう一段上から考えた時に、何のために資本主義を選ぶのか、という問いがあったはずです。本来はあらゆる社会は人間の幸せに生活するためのものですよね。お金も農業もそのためのツールです。それが目的ではなかった。

僕らが忘れてはいけないのが、目的をどこに置くのか。株式会社は株主のためにあるとか、資本主義は利潤の追求とか、そんなのはウソだと思います。企業は理念を果たすために、資本主義はみんながハッピーになるためにあるものです。

今の贅沢な暮らし、電気使い放題で、そこら中でコーヒー飲めて、ジーンズ履いて、おしゃれな服着てる今の暮らしは、多くの人の労働(犠牲)の上に立っています。 例えるなら、王族の子どもなんかが近いんじゃないかと。待ってたらお父さんが何でも買ってくれるしなんでも食べれる。 召使もいっぱいいる。彼ら自身は何も悪気はない、けど彼らの父親は国民から多くをむしり取ってる。 みたいなものでしょうか。

それぞれ個人の価値観として、自分で稼いだお金を全て自分のために使いたいというのは問題ないと思います。そういった多様性は認められるべき。が、それが社会の仕組みとして一般化されてしまうと、本来の目的から乖離してしまいます。

ちなみに以前も書きましたが、真の競争社会にしてしまったら、檻を完全に取り払ったら、トップだけが総取りで残りは無一文になります。「努力が報われなきゃ嫌だろ」というのはわかるが、それは「お前より成果の高い奴がいるからお前は生きる価値がない」などと言われて納得しますか?今の檻の中でだったらなんとかなりそうだから、資本主義を礼賛しているにすぎないのでは?

最後に、個人的にはこの状況を打開するのは啓蒙が大事だと思っています。情報はただ持ってるだけでは意味がない?そんなことはないです。みんなが情報を得れば視野が広くなる、視野が広くなれば考え方が変わる、そうすれば自然と行動も変わっていくはず。

オマケ: 解散しちゃったけど個人的に大好きだったバンド <iframe width=”350” height=”250” src=”//www.youtube.com/embed/gvwfcUhBQS8” frameborder=”0” allowfullscreen></iframe> 歌詞はコチラ

知らないと恥をかく世界の大問題4

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知らないと恥をかく世界の大問題4: 4 (角川SSC新書)

あくまで知識を得るためなので要約のみを。

アメリカ

共和党(小さな政府・格差)のロムニーさんと民主党(大きな政府・平等)のオバマさんの争いで、再度オバマさんが大統領に就任した。 アメリカにおいて、共和党が勝つとしたら今回がラストチャンスだ、と言われていた。理由は、今だに多くの移民が流れ込んできていて、ヒスパニック系で1/3ほどにもなる。移民がマジョリティになるため、民主主義において、既得権者や白人の時代は終わる。オバマさんは2期目でこれで終わりなので、今回はより積極的に改革していくだろう。一期目はリーマンショックの処理にばかり追われてしまっていたから。

近年、シェールガスの採掘技術が実用化し、アメリカで多くの資源が採れている。埋蔵量は100年分とかあるらしい。これによってアメリカはわざわざ中東から石油資源を輸入する必要がなくなるかもしれない。すると、日本にも問題が生じる。現在、中東から石油を運んでくる途中の道を、米国海軍が護衛している。しかし輸入する必要がなくなると、ここの護衛が不要になり、(海)賊に襲われる可能性が大いにある。これを止めるほどの軍事力を供給するには他国では難しい。まして日本はなおさら。

EU諸国

ドイツはメルケルさんの再選が怪しくなってきた。ドイツがEUを脱退したらEUは崩壊するだろう。 イタリアは汚職まみれのベルルスコーニさん人気が再浮上している。これはもうお国柄なのかも。 ギリシャもイタリアもドイツに頼りっぱなしだが、そのおかげでユーロ安でドイツの輸出が伸びている面もある。 イギリスもEUを脱退したがっている。 そもそもEUは、経済政策はユーロで統一してるのに、財政政策は各国で主権を持っている。ここをまとめなければそもそも機能しないだろうと言われている。

中東

国際テロ組織アルカイダは、今や組織の体をなしていないが、まだまだブランド力は健在。どこぞの反米思想の富豪が支援をしてくれるため、職のない若者たちの就職先として人気がある。一般的に若者が多くて失業率が高いほど紛争が起こりやすくなる。彼らは失うものがないから暴動してしまうので、何か失って困るものを見出させることが出来れば、争いは止むのではないかと池上さんは考えている。

中国

共産党の一党独裁。覇権争いで近年モメていて、薄熙来がゴタゴタの末失脚させられた。(ややこしいのでコチラとかで) 日本よりもはるかに資本主義で、東西の差はますます広がる。

韓国

OECDによると、アメリカ・イスラエルに続いて第三位の経済格差がある国。サムスンなどの(国営)企業を除いては軒並みヤバイ。 新大統領の朴槿恵は、中間所得者を増やすべく指揮をとるであろうとのこと。

日本

タカ派で知られる安倍さんが首相に。しかし外交においては、タカ派の方がむしろ平和に進むことが多いよう。理由は、ハト派と違って弱腰でも国内の批判を受けにくく、冷静に積極的に妥協点を探ることができるから。

日本は他国の援助の方針として、魚の取り方を教えるやり方をとっている。実際に、世界によい影響を与えている国の第一位に選ばれているほどである。

「国力」会議

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「国力」会議

内容

日本について、国のトップクラス4人が話すって内容。色んな意見がごちゃごちゃと出てきて短くまとめることが非常に難しいので、いくつか箇条書きにしていくことにします。

日本はなにか特別なものを持ってるわけではない。

国土も小さいし資源もない。人が頑張らなければすぐに衰退する。 過去数十年、日本は加工貿易という形でガンガン成長していきました。グローバル社会で国が生き残るには、頭脳や技術などで勝つしかないです。が、最近はダメダメですね。

日本のモノづくりを当てにしていながら、全然評価していない。

モノづくりの国とか言っておきながら、日本は他国と比べても技術者が恵まれない国っぽいです。発信者・アピールするのが文系だからでしょうか?技術者のプレゼン能力が足りないからでしょうか? とにかく、技術者の待遇を良くしてもっと褒めて伸ばさないといい人材が出てこないですね。もはや事務職とか中途半端な総合職・営業とかどんどん要らなくなってくるし。。。

日本人にとって労働は徳である。

キリスト教では罰らしい.

麻生さんいわく、日本人の勤労っぷりは世界に誇れる、ので協調の精神として輸出してたりもします。

小泉内閣はグローバルスタンダード路線だった。

バブル時代に失ったのは謙遜と協調性の精神かもしれない。

アメリカンスタンダードが善というワナ

小泉さんはアメリカ式でわりと左翼的なカンジでしたね。資本主義を持ってくるのはいいけど、日本人ならではの文化は維持してほしいなぁ。(まぁ、僕の周り見てても即物的な考えの人しかいませんが)

政府の役割は心配すること、保険をかけること。結局何も起きなければそれがベストである。楽観的ではいけない、国民をギャンブルに巻き込む訳にはいかないから。

これは石破さんの言葉でした。国防に関しては腫れ物を扱うようなネガティブな印象になってますが、実際周りの様子見ててかなり気にしないといけないところです。

中国とは過去1000年を超える付き合いをしている。媚中でなく対等な関係で日中共益を。

これも麻生さんかな。媚中とは中国に媚びることですね。 日本人は交渉がニガテ、というか国際基準と国内とで交渉の仕方が違うので。。相手が中国なればこそ、キチンと共益に繋がるような話し合いをすることが大事。

米軍が撤退するなら自衛権を認めるほかない。が、それがわからない人が多い。

軍事や外交は票にならない。

個人にとってピンと来ないから票に繋がらない。かつての民主党が大勝したときも、耳障りのいいこと言っておけば票がもらえる状態でした。これは国民が政治にあまりに無関心だからだと思います。アメリカは大統領選とかすごい盛り上がりますよね。民主党と共和党でだいぶ政策に差が出るので必死です。日本はどの党もそこまで変わんない印象を受けるからなぁ。。。

日本人は、熱狂の中での判断は大抵間違うのではないか。

これは与謝野さんだったか。日本人は大衆迎合しやすいので、だいたいマスコミが煽ればそれが世論になっていきますね。そんでメディアが決して中立とは言えないものなので。。。

天皇制は代々「男系」で続いてきたのが日本の文化。易々と変更するものではない。

どこぞのお偉いさん方が、皇族の男系をなくしてもいいんじゃないか、などと進めているそうです(当時)。 こういった文化は、多少不条理なものでもそれに従うのが、自国のプライドを高めるためのものではないでしょうか。効率化だけ追求したらだいたいの文化は滅びますし。。。

一級のインターナショナルになる前に、一級の日本人になれ!

先ほどとだいたい一緒で、世界で戦うにはまず自国を知らなければ話にならない。

オマケ

郵政民営化について。

日本は民主主義。独裁が二度と起こらないようにきちんと手続きを経て決める必要があり、そのような仕組みになっていた。 が、今回(当時)はあまりに強権的だった。政党政治をも破壊する恐れのあるものだった。 議論が収まらない中、この件について一任されていた議員が修正案を突然出し、いきなり多数決を求めだした。まだ中身を知らないので当然大多数が反対・棄権、しかし少人数で採決し決定されてしまった。そして党議拘束がかけられるため反対することが難しくなった。

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

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ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

ブラック企業のパターン

  • 月収を誇張する →固定残業代によって、見かけでは高いが実は残業○○時間コミの給料、なんてことが多い。残業合わせると、結局時給1000円くらいになってしまう例もあるとのこと。

  • 『正社員』の見せ餌・入社後も競争 →試用期間を悪用する。し、入社後に再度シューカツまがいの過酷な競争を強いられる。それをクリアしないと配属させない、アルバイトに格下げする、などというところもある。 ちなみに、待遇の一方的な変更も「解雇」と同等に厳しく制限されている、が、巧みに「自分(使用者自身)が選択した結果」と思わせることで回避している。

  • 戦略的パワハラ →「新卒は役に立たないただのコスト」「先輩のお陰で食わせてもらってる」「お前は本当につかえねぇな」などなど人格否定をして潰します。過剰な圧迫や命令などの様々な嫌がらせを通じ、自主退職や辞職においこむ。

  • 残業代を払わない →労働者をなるべく安く長く働かせるのがブラック企業です。不条理な内容でも、若者がおかしいと言いづらい職場では企業の『言い訳』が通ってしまいます。悪質なところは、「みなし残業だから払う必要はない!」などともっともな理由(ハッタリ)をかましてきたりします。また、名ばかり管理者にさせることで裁量労働制にしていまうこともあります。 前述の月収の誇張と違う点は、あちらは曲がりなりにも残業代を払っているが、こちらは「みなし」などの専門用語でない単語を用いて、払わないことを隠すトリックという点です。

  • 異常な36協定 →これは日本の終身雇用制度の名残ですが、ブラック企業はこれを悪用します。この協定を結ぶと、槻に80時間とかを超えても違法にならないのです。

  • 辞めさせない →彼らは可能な限り搾取したいのです。もちろん誰にも辞める権利はあります。(無いと奴隷労働になってしまう) が、離職手続きを進めてくれなかったり、損害賠償するぞといった脅しを受けたりすることもあるようです。

  • 職場崩壊 →これは上層部が狙ってることではないでしょうが、えてしてこういった職場ではモラルが崩れます。上司がモノに当たったりセクハラが横行したりするとのこと。

ちなみに、なぜブラック企業で新卒に対しこのような扱いをするのかというと、あえて不条理・非効率な手法を強要することで、それに耐えられる人材(会社に忠実な人材)かどうかを見極めているからである。

退職・辞職・解雇について

  • 退職 →使用者と労働者の合意による契約の解消。

  • 辞職 →労働者が一方的に契約を解消。

  • 解雇 →使用者が一方的に契約を解消。(ただし、使用者には様々な制限が課されているため、ブラック企業は退職の形式に誘導をしていく。)

ブラック企業が労働者を安く辞めさせたい場合、まず退職勧告を行うことが考えられます。ただ、これを繰り返すと訴訟リスクが大きいため、実際には自己都合退職させるよう、様々なイジメを実行します。例えば、絶対にできないノルマを課して、守れなければ激しく叱責することを繰り返す。厳密にはパワハラに当たるかもしれないが、だいたいは労働者が恐怖心などでもう関わりたくもないと逃げてしまう。 そして、自己都合退職をすると雇用保険上の制裁が個人に降り掛かってしまう。

ブラック企業で壊されないために

  1. 自分が悪いと思い込まない

  2. 会社のことは疑ってかかれ

  3. 簡単に辞めない

  4. 労働法を活用せよ

  5. 専門家に相談せよ

まとめ

2000年代、非正規雇用の問題が取り上げられ、正社員人気が爆発的に高まり、定員を争って過酷な競争が起きました。それは今でも変わらず、特にスキルがなくても正社員であればとりあえず安泰と思っているのでしょうか。

新卒の場合、職場でハラスメントを受けても、「自分の育てるためのもの」などと好意的に捉えてしまうことがあります。意識高い系の人はなおさらで、ブラック企業はそこにつけこみます。

そもそも日本の就活は特殊で、ずっと遊んでいた大学生たちが就活になるととたんに自己分析などを始め、様々な会社でそれを伝え、自己否定を繰り返させられる。就活前と後で、仕事に対しての期待や倫理観が薄れてしまう傾向が強いとの調査結果がある。

また、目標を描けないとブラック企業から抜け出せなくなる。→なんとなくで残ってしまう。価値観が染められる。 ブラック企業が存在することによって、社会に様々なコストが発生する。体を壊して医療保険・生活保護。企業は少しでもキツイことを言うとブラック扱いされ警戒されるので強く言えない。

さらに、世論としては逆に「今の新卒は甘い」という論調も目立つ。たしかにスキルのないまま社会に入っていくが、これは昔と似たようなもの。しかし、「ゆとり教育だから」「今時の若者はやる気が無い」などと言われることも、ブラック企業を増長させてしまっている一因でもある。

社会全体として、ブラック企業をなくすような行動をしていかなければならない。NPOや組合ユニオンに相談してみることから。

自由と繁栄の弧

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自由と繁栄の弧

見て分かる通り、2007年の本です。 なんで今更、ってカンジですが、借りたものなので特に理由はないです。麻生さんの本を読みたかっただけなので。

当時の麻生さんの外交スタンスや、日本の立場などについて書かれた本です。今回は主に内容を要約する感じにします。(当時)と書いて有る場合は、2006~7年当時のことなのでご了承ください。

近年のアジアについて

30年前は、アメリカが文化のトップで、アメリカ製品・街全てがカッコよく見えた。それが今では、日本製品が勝ち、ジャパンファッションも流行している。今はアジアが、人口が多く伸びしろのある、しかも楽天的で前向きであることから、世界の希望となっている。

中国はまず間違いなく経済大国になり資本主義化する(当時)。他アジア諸国も軒並み成長していて、今後の重要なネットワークになるだろう。その証拠が先のSARSだった(当時)。あれだけ大事になったのは、人の出入りが激しいアジアだからこそ。

日本の世界への貢献

  • 極度なナショナリズムの経験
  • エンタメ大国
  • 支配と独立の経験
  • 高い民度と協調性

これらを備えているからこそ伝えられるものがある、というお話。 日本は戦時中、極度のナショナリズムに振れ、その後持ち直した経験がある。また利他的で集団への帰属意識が強く、過去の経験から環境への配慮もしている。さらにそれを可能にする、技術や勤労意欲がある。我々は勤労を社会への貢献と捉えることができる。(キリスト教では、労働は神に与えられた罰なんですよね。)おまけに、強い娯楽文化が育っている。

個人的意見

グローバル <ー> 鎖国

利他主義(集団主義) <ー>利己主義  

という構図で捉えてみました。近年、グローバルというのは避けられないものなので、そうすると自国の利益のみならず相手の立場も考えるべき。それは個人単位でも同じですよね。というカンジ)

具体的に、途上国へのODA支援 アフガニスタンへのDDR支援(当時)をやっていました。 日本のスタンスとしては、「自由がないと繁栄はない」ということで、支援もお金だけでなく、現地の人々の自尊心を高め、独力で仕組みを回すように支援することで、地域の発展に貢献していました。 これには、日本の文化の輸出も目的としていました。つまりは前述した民度の高さであったり集団意識などです。実際に、派遣された自衛隊は脱走や略奪などもなく真面目だったのでものすごく感謝されたようです。

また、マンガ大好き麻生さんは日本のエンタメ文化についても語ってました。

  • ロボットの語源→ロボータ(労働) この奴隷的なイメージを変えたのが、鉄腕アトムや鉄人28号、ドラえもんだった。
  • キャプテン翼は海外でも大きな影響を与え、かのジダンもキャプ翼の影響でサッカーを始めたらしい。
  • (これは海外の例ですが、ポパイのおかげで海兵は屈強な男のイメージになっているようです。)

これらのことから、マンガなど大衆娯楽の与える影響は絶大です。心にスッと入りやすいし、文化や価値観なんかも伝わります。

最後にこの言葉で終わりました。 参照元:ニーバーの祈り

”神よ 変えることのできるものについて、 それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。 変えることのできないものについては、 それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。 そして、 変えることのできるものと、変えることのできないものとを、 識別する知恵を与えたまえ。”

外交は、とかく相手と対話して妥協点を探るやり方ですよね。どこまでなら通じるのか、どこからは超えちゃいけないのか、正しく判断することが大切です。

オマケ:靖国神社についても語ってました

戦死者たちは、国家の栄誉を持って祀られるべきで、今(当時)のようにマスコミに面白おかしく騒がれるようなものではない、とした上で、宗教団体が管理してるのが良くない、国営にしてしまえばいい、と語ってました。 靖国神社は、モノに価値があるんじゃなくて、国を守ってくれた幾多の勇士たちが祀られてるモニュメントとして重要な日本の文化だものね。

割と有名なこの動画。 日本の伝統とオタク文化の融合ですね。

麻生さん、ちゃんとローゼンメイデン読んでたらしいね

休む技術

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休む技術

新生活が始まって二ヶ月ちょい。 人によっては一段落ついたり、忙しくて休むヒマもない、みたいな人もいるでしょうか。学生の頃のように好きなときに休むわけにもいかないので、どうすれば効率よく休めるかをちょっと考えておきたくてこの本をポチってみました。 (読みたい方は言ってくれれば貸します。電子化もいずれしますが。)

休日を楽しむ技術

生活リズムを崩さないこと。

体内時間がくずれると直すのがしんどくなります。

自分にとって楽しい時間を作ること。

読書でも旅行でもなんでもいいので。

休みは静的なものだけでない。動的な休息もあり

少し体を動かしたり、非日常に触れることで休息になる。

とりあえず何かしてみる事が、スイッチの切り替えには大事。

気合だけではスイッチは切り替わらない。まず行動を。

楽しい事への期待感を持つ

遠足の前日にワクワクするように、期待するだけで楽しいもの。 もし週末が終わってしまったとしても、来週への期待をすればいいよね。

非日常に触れる。

音楽とか旅行とかいいよね。

体を休ませる技術

日本人は総じて睡眠不足ぎみ。

平均的には7時間寝るべきというのが通説ですよね。

睡眠にも効率はある。夜の光やカフェインは睡眠を浅くする。

夜は本を読みましょうかね。

体内時計の調整には光はかなり重要。

自然光だけでなく、機器の光も多分に影響しますので。

軽い運動はむしろ体が疲れにくい。体操やウォーキングは有効。

疲労物質を適度に除去してくれるので良いとのこと。

マッサージは疲れた後より前の方が効果的。

日常的に取り入れてみるといいかもしれませんね。 (なんなら、言ってくれたら軽く肩もみくらいしますよ。)

五分くらい瞑想、はスイッチ切り替えに効果的。

瞑想の仕方は、呼吸をゆっくりにして、呼吸に意識を集中すれば良い。

集中して気がつかなくても、心身は疲れている。

疲れを「気のせい」と無視したり、何かに没頭し続けていると、 ある日突然心が疲労骨折するかもしれません、とのこと。

上手に休む技術

気持ちのスイッチの切り替えは行動で。

人間は思っただけで気持ちの切り替えができるほど強くありません。 仕組み化することが大切です。 リラックスは副交感神経です。 瞑想や好きな音楽、飲み物を飲むとかですね。

逆に仕事モードはノルアドレナリンです。 締め切りや期限を意識すること、なんならテンパってる自分を想像すること。 あと環境も大事ですね。 休みたいときは窓の近くとかに移動してみては?

忙しいと心がなく(亡く)なる。すると判断や記憶が鈍る。

心のメモリが少なくなると機能低下します。 そういう時はメモリの解放をしましょう。

集中するためには睡眠が絶対必要。

仮眠もメモリを解放してくれます。 へとへとになるまで頑張ってもいいアイデアは浮かんでこない。 雑事でメモリが埋まって作業領域が足りなくなるから。

あえて休息や隙間をいれておくことで、集中力や発想力が上がる。

これもメモリの開放の手段。

休むことで脳に記憶が定着する。

目の前のことだけ処理するならいいかもしれないけど、 後に何も見についていなければ残念過ぎます。 (例えば試験前の連続徹夜とか。何も知識は残りません)

メリハリを意識することで、業務と休息が効率よく回る。

ハリだけではすぐ限界が来ます。 疲れてる自覚がなくても一時間を目安に休憩を。 自分の体のことは案外把握できていないものです。

人間関係を休む技術。

人間関係に疲れたら、自主的に休む。

仕事を休まなくても、その人と距離を置くとか。

相手に期待をし過ぎない。自分のハードルをあげすぎない。

業務用の笑顔に疲れたら休む。

やらなきゃダメを休む技術

ギリギリのスケジュールはストレスの元。

常に心のメモリを空けておくほうが健全。

頑張り屋さん、オーバーワークはうつ病になる。

「仕事してれば安心」ではない。あくまで成果が出るかどうか。 休むことも仕事と考えればいいんじゃない?

オマケ

ご存知「週末ヒロイン」の曲。 歌詞といい、彼女らのがんばりっぷりといい、なかなか元気でるのでオススメです。

ただ、よく聞くと若干ダークな歌詞ですよね。。。 ぇ、どこらへんがって? つまんねーこと聞くなよ!

…お後がよろしいようで。<(_ _)>